アレジオンは、アレグラと並んで花粉症の治療薬として有名であり、毎年春が近づくとお世話になる人も多いはずです。

アレルギー反応を引き起こすヒスタミンという物質の働きを抑えることで、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎などに効果を発揮します。

アレジオンは第二世代抗ヒスタミン薬に分類され、第一世代のものよりも副作用が少ないというメリットがあります。

 

今回は、アレルギー性疾患の治療薬・アレジオンの副作用や効果、アレグラとの違いなどについてまとめておきます。

アレジオンの副作用

アレジオンには、以下のような副作用があります。

眠気、口渇、倦怠感、胃部不快感、吐き気、頭痛、腹痛、動悸など

 

アレジオンの添付文書によると、上記の副作用の発現率について、以下のように記載されています。

臨床試験及び市販後の使用成績調査での調査症例8,443例中副作用が報告された症例は263例(3.12%)であった。

主な副作用は眠気102件(1.21%)、口渇28件(0.33%)、倦怠感27件(0.32%)、胃部不快感17件(0.20%)、嘔気15件(0.18%)等であった。

出典:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00004712.pdf#search=%27%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%B3+%E6%B7%BB%E4%BB%98%E6%96%87%E6%9B%B8%27

 

よって、副作用としては、眠気が最も発現しやすいと考えられます。

 

アレジオンの重大な副作用

アレジオンには、次のような重大な副作用が起こることがあります。

肝機能障害、黄疸、血小板減少

 

ここで、聞き慣れない症状や疾患がある場合は、以下の記事をチェックしてみてください。

次の記事では、これらの副作用についてより詳しく説明しています。

薬の副作用まとめ

 

 

 

続いて、アレジオンの働きについて説明します。

 

アレジオンの働き

アレジオンは、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質の働きを抑え、くしゃみや鼻水などの鼻炎症状を抑制します。

また、抗炎症作用により、鼻炎の悪化を防ぐ働きもあります。

 

気管支喘息、アレルギー性鼻炎、じんま疹、湿疹、皮膚炎などに用いられますが、すでに起こっている喘息発作や症状を速やかに軽減する薬ではありません。

作用には持続性があり、副作用の眠気や鎮静作用も比較的少ないと言われています。

 

次は、アレジオンの効果について見ていきましょう。

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アレジオンの効果

ここでは、アレジオンの効果について解説します。

 

アレジオンの有効性

アレジオンの有効性については、以下の通りです。

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出典:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00004712.pdf#search=%27%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%B3+%E6%B7%BB%E4%BB%98%E6%96%87%E6%9B%B8%27

 

上の表は、アレジオンの添付文書より引用したものです。

瘙痒性皮膚疾患については、74.2%とまずまずの有効性を示していますが、気管支喘息やアレルギー性鼻炎に対しては、有効率はあまり高くはありません。

 

効果発現時間

アレジオンは、服用から約30分後に効き目が現れ始めます。

Q.服用後、どれくらいで効いてきますか?
A.服用の30分後が目安になります(効果には個人差があります)。花粉症などのアレルギー性鼻炎では、一般に朝方に鼻炎症状が強くでる人が多くみられます。アレジオンを就寝前に服用することで、起きがけのつらい症状も効率的に抑えることができます。

エスエス製薬 http://www.ssp.co.jp/alesion/faq/

 

効果の持続時間

アレジオンの効果は、1回の服用でおおよそ24時間持続します。

Q.効果の持続時間はどれくらいですか?
A.約24時間効果が持続します(効果には個人差があります)。

エスエス製薬 http://www.ssp.co.jp/alesion/faq/

 

次に、季節性アレルギー疾患の治療薬として有名なアレグラとアレジオンの違いについて説明します。

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アレジオンとアレグラの違い

ここでは、花粉症の治療薬として有名なアレジオンとアレグラの違いについて解説します。

 

薬の強さ:アレジオン > アレグラ

眠くなりにくさ:アレジオン < アレグラ

使いやすさ:アレジオン > アレグラ

価格:アレジオン < アレグラ

 

まず、薬の効果については、一般的にアレジオンの方が強いとされています。

アレジオンはエピナスチン塩酸塩、アレグラはフェキソフェナジン塩酸塩という成分が含まれており、エピナスチン塩酸塩の方が効果は強いと言われています。

アレジオンとアレグラは、どちらも第二世代抗ヒスタミン薬に分類されます。

 

続いて、眠気が出にくいのはアレグラです。

どちらも添付文書には、副作用として眠気が記載されていますが、アレグラの方が眠気は起こりにくいとされています。

 

次に、薬の使いやすさでは、アレジオンに軍配が上がります。

アレグラは1日2回服用する必要がありますが、アレジオンは1日1回の使用で1日効果が持続します。

アレジオンは、服用時間が多少ズレたとしても、安定して効果が持続するので、忙しくて薬を飲む時間がバラついてしまう人にはおすすめです。

 

最後に、価格については、アレグラの方が安くなります。

アレグラFX

14錠(7日分):1,314円(税別)

久光製薬 http://www.hisamitsu.co.jp/healthcare/products/601.html

 

アレジオン20

6錠(6日分):1,380円(税別)

エスエス製薬 http://www.ssp.co.jp/product/all/alesion20/

 

アレジオンを7日分で計算すると、1610円(7*1380/6)となります。

よって、7日分では、アレグラの方が296円安くなります。

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使用上の注意

アレジオンを使用する際の注意点についてまとめておきます。

使用してはいけない人

アレジオンでアレルギー反応を起こしたことがある人は使用できません。

使用に注意が必要な人

妊婦は、アレジオンの使用に際して注意が必要です。

服用方法

<アレルギー性鼻炎>

1日1回10~20mgを服用します。

<じんま疹>

1日1回20mgを服用します。

 

併用してはいけない薬

併用してはいけない薬は、特にありません。

ただし、併用する薬があるときは、念のために処方医に相談してください。

 

その他の注意点

気管支喘息やアレルギー性鼻炎は就寝前、アレルギー性皮膚疾患は食後の服用が安全で効果的です。

季節性のアレルギーの人は、好発季節の直前から季節が終わるまで治療を続けるとよいでしょう。

眠気が起こることがあるので、車の運転などには注意しましょう。

 

アレジオンの薬価

アレジオンの薬価は以下の通りです。

<アレジオン>

錠剤:10mg 1錠 91円、20mg 1錠 120.3円

ドライシロップ剤:1% 1g 80.6円

 

アレジオンのジェネリック医薬品には、エピナスチン塩酸塩という薬があります。

こちらは、複数の製薬メーカーが同じ名前の商品を販売しており、薬価は以下の通りです。

<エピナスチン塩酸塩>

錠剤:10mg 1錠 18.7~36.4円、20mg 1錠 29.4~69.5円

液剤:0.2% 1ml 21.5円

ドライシロップ剤:1% 1g 30~47.6円

 

まとめ

アレジオンは、アレグラとともに季節性アレルギー疾患の治療薬としてよく知られています。

これらの薬は、アレルギー反応に関与するヒスタミンやロイコトリエンの働きを阻害することで、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹などを改善します。

アレジオンは、従来の第一世代抗ヒスタミン薬よりも副作用は少ないのですが、眠気が起こることがあるので、車の運転など危険な作業には、やはり注意が必要です。

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