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アレロックは、第二世代抗ヒスタミン薬に分類されるアレルギー性疾患の治療剤です。

アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患にともなうかゆみ、アレルギー性結膜炎などの改善に効果を発揮します。

アレロックは、薬の効果は高いのですが、眠気が起こりやすいというデメリットがあります。

 

今回は、アレロック(成分名:オロパタジン塩酸塩)の副作用や効果などについてまとめておきます。

 

アレロックの副作用

アレロックには、以下のような副作用があります。

<錠剤>

眠気、倦怠感、口の渇き、腹痛、腹部不快感、発疹、頭痛、頭重感、めまい、しびれ感、集中力の低下、吐き気、下痢

<点眼液>

眼痛、角膜炎、眼のかゆみ

 

アレロックの添付文書によると、上記の副作用の発現率について、以下のように記載されています。

承認時及び使用成績調査・特別調査(長期使用調査)において9,620例中、副作用及び臨床検査値異常の発現例は1,056例(発現率11.0%)で、1,402件であった。

主な副作用は眠気674件(7.0%)、ALT(GPT)上昇68件(0.7%)、倦怠感53件(0.6%)、AST(GOT)上昇46件(0.5%)、口渇36件(0.4%)等であった。

出典:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00047452.pdf#search=%27%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF+%E6%B7%BB%E4%BB%98%E6%96%87%E6%9B%B8%27

 

副作用では、眠気の発現率が高いので、注意が必要です。

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アレロックの重大な副作用

アレロックには、次のような重大な副作用が起こることがあります。

劇症肝炎、肝機能障害、黄疸

 

ここで、聞き慣れない症状や疾患がある場合は、以下の記事をチェックしてみてください。

次の記事では、これらの副作用についてより詳しく説明しています。

薬の副作用まとめ

 

アレロックの働き

アレロックは、第二世代抗ヒスタミン薬であり、第一世代のものよりも副作用が少ないという特徴があります。

アレロックは、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質の生成を抑え、アレルギー性鼻炎の三大症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)や、蕁麻疹、皮膚疾患にともなうかゆみを改善します。

 

なお、アレロックを季節性アレルギー性疾患の人が服用するときは、発作の出やすい季節の直前から服用を開始し、その季節が終了するまで続ける必要があります。

アレロックの効果

ここでは、アレロックの効果について解説します。

 

効果発現時間と効き目の持続時間

薬の効果が発現するまでにかかる時間は、薬の成分の最高血中濃度到達時間Tmaxが目安となります。

また、効き目が持続する時間については、半減期(薬の血中濃度が半分になるまでの時間)T1/2が目安です。

 

以下は、アレロックの薬物動態を示しており、添付文書より引用しています。

 

%e3%82%a2%e3%83%ac%e3%83%ad%e3%83%83%e3%82%af%e3%80%80%e8%96%ac%e7%89%a9%e5%8b%95%e6%85%8b

出典:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00047452.pdf#search=%27%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF+%E6%B7%BB%E4%BB%98%E6%96%87%E6%9B%B8%27

 

まず、赤枠部より、最高血中濃度到達時間Tmaxは、5mgの投与で平均1時間となっています。

そのため、効き目が発現するまでの時間の目安は、服用1時間後です。

 

次に、青枠部より、半減期T1/2は、5mgの投与で平均8.75時間となります。

そのため、効き目の持続時間の目安は、おおよそ8~9時間です。

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アレロックの有効性

アレロックの治療効果については、添付文書に以下のように記載されています。

 

アレルギー性鼻炎

国内42施設で実施された試験での有効率は62.9%(117/186)であった。

また、二重盲検比較試験において、最終全般改善度の改善率(「改善」以上)はオロパタジン塩酸塩62.4%(53/85)

蕁麻疹

国内39施設で実施された試験での有効率は80.6%(225/279)であった。

また、二重盲検比較試験において、最終全般改善度の改善率(「改善」以上)はオロパタジン塩酸塩77.7%­(87/112)

出典:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00047452.pdf#search=%27%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF+%E6%B7%BB%E4%BB%98%E6%96%87%E6%9B%B8%27

 

よって、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹については、まずまずの改善率を示しています。

 

アレロックの眠気はいつから、いつまで続くのか?

「アレロック 副作用」でツイッターを検索すると、服用後に眠気が発現したと訴えている人が多いことが分かります。

 

アレロックは、ヒスタミンという覚醒に関わっている物質を抑制する作用があるので、服用すると眠気が起こりやすくなります。

これはアレロックに限らず、抗ヒスタミン作用のある薬なら、どれも眠気の副作用が現れる可能性があります。

 

次に、アレロックの眠気の発現時間についてですが、前項で説明したように、薬の効果発現時間は、服用約1時間後となります。

そのため、副作用の発現時間の目安も、服用からおおよそ1時間後となります。

 

そして、眠気が続く時間については、薬の半減期t1/2が参考になります。

5mgの投与で、半減期は平均8.75時間なので、少なくとも8~9時間は眠気が持続すると予想されます。

つまり、就寝前の23時に服用したら、翌朝の8時頃までは眠気が続くと考えられます。

 

ただし、薬の効き目や副作用については個人差も多いので、眠気の発現や持続については、あくまで参考程度にとどめておいてください。

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使用上の注意

アレロックを使用する際の注意点についてまとめておきます。

使用してはいけない人

アレロックでアレルギー反応を起こしたことがある人は使用できません。

使用に注意が必要な人

以下に該当する人は、アレロックの使用に際して注意が必要です。

  • 腎機能障害、肝機能障害のある人
  • 妊婦

 

服用方法

1回5mg(顆粒剤は1g)を1日2回服用します。

 

併用してはいけない薬

併用してはいけない薬は、特にありません。

ただし、併用する薬があるときは、念のために処方医に相談してください。

 

その他の注意点

眠気が起こることがあるので、車の運転や危険な作業は避けましょう。

点眼液は薬液が眼瞼皮膚についた場合は、すぐに拭き取ってください。

 

アレロックは、アレルゲン皮内反応を抑制します。

アレルゲン皮内反応検査を受ける人は、事前にその旨を医師に伝えてください。

実施する3~5日前より服用が中止となります。

 

アレロックの薬価

アレロックの薬価は以下の通りです。

<アレロック>

顆粒剤:0.5% 1g 68.7円

錠剤:2.5mg 1錠 40.4円、5mg 1錠 51.5円

 

なお、アレロックのジェネリック医薬品には、オロパタジン塩酸塩という薬があります。

こちらは、複数の製薬メーカーが同じ名前の商品を販売しており、薬価は以下の通りです。

<オロパタジン塩酸塩>

顆粒剤:0.5% 1g 35.6円

錠剤:2.5mg 1錠 16.6~21円、5mg 1錠 13.1~27.6円

 

まとめ

アレロックは、第二世代抗ヒスタミン薬であり、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患にともなうかゆみ、アレルギー性結膜炎などの治療に用いられます。

アレルギー性鼻炎の改善率が約6割、蕁麻疹の改善率が約7割なので、効果はまずまずと言えるのではないでしょうか。

副作用では、眠気の発現率が高いので、車の運転などは控えてください。

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