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B型肝炎の抗ウィルス薬であるバラクルード(成分名:エンテカビル水和物)の副作用、効果、作用機序などについて解説します。

バラクルードの副作用

バラクルードには、以下のような副作用があります。

頭痛、下痢、鼻咽頭炎、不眠など

 

よって、頭痛や鼻咽頭炎の発現率が特に高いと分かります。

 

バラクルードの重大な副作用

バラクルードには、次のような重大な副作用が起こることがあります。

肝炎の悪化、アナフィラキシー様症状、乳酸アシドーシス、脂肪肝

 

ここで、聞き慣れない症状や疾患がある場合は、以下の記事をチェックしてみてください。

次の記事では、これらの副作用についてより詳しく説明しています。

薬の副作用まとめ

 

バラクルードの効果と作用機序

バラクルードは、B型肝炎ウィルス(HBV)の増殖に必要なDNAポリメラーゼという酵素の働きを選択的に阻害することで、B型肝炎ウィルスの増殖を抑える効果があります。

 

まず、HBVに感染すると、ウィルスが肝臓の細胞に吸着し、内部へと侵入します。

HBVはDNAウィルスであり、寄生した細胞にウィルスを複製するためのDNAを遊離させます。(脱殻)

そして、遊離したウィルスのDNAは、私たちの細胞内にある核の中に入り込みます。

すると、ウィルスのDNAが細胞を乗っ取り、ウィルス自身のタンパク質や核酸を合成させるように働きかけます。

 

ただし、この時点では、ウィルスの核酸やタンパク質がバラバラの状態で存在しています。

そのため、新規にHBVを作る際には、バラバラの部品を組み立ててウィルスのDNAを新しく作る必要があり、その役割を担うのが、DNAポリメラーゼという酵素です。

つまり、DNAポリメラーゼの働きを阻害することができれば、HBVを複製させることができなくなり、ウィルスの増殖を抑制できるというわけです。

使用上の注意

バラクルードを使用する際の注意点についてまとめておきます。

使用してはいけない人

バラクルードでアレルギー反応を起こしたことがある人は使用できません。

使用に注意が必要な人

以下に該当する人は、バラクルードの使用に際して注意が必要です。

  • 肝機能障害のある人
  • 腎機能障害のある人
  • 高齢者

 

服用方法

1日1回0.5mgを服用します。

バラクルードは食事の影響を受けやすい(空腹時服用の数分の1しか吸収されない)ので、食後2時間以降かつ次の食事の2時間以上前に服用します。

 

併用してはいけない薬

併用してはいけない薬は、特にありません。

ただし、併用する薬があるときは、念のために処方医に相談してください。

 

その他の注意点

バラクルードを含むB型肝炎に対する治療を終了した後に、肝炎の急性憎悪が起こることがあるので、投与終了後少なくとも数ヶ月間は医師の指示に従い、医療機関を受診しましょう。

服用中止により肝機能の悪化、もしくは肝炎の重症化を起こすことがあるので、医師の指示なしに自己判断で中止してはいけません。

 

バラクルードの薬価

バラクルードの薬価は以下の通りです。

0.5mg 1錠 1061.8円

 

まとめ

バラクルードは、B型肝炎ウィルスの増殖を抑える抗ウィルス薬です。

副作用としては、頭痛、下痢、鼻咽頭炎、不眠などが起こることがあります。

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