バセドウ病というと、眼球が前方に突き出しているように見えるという症状を思い浮かべる人が多いようです。

しかし、実際には眼球突出以外にも次のように様々な症状が現れます。

動悸、食欲増進、体重減少、異常な発汗、疲労感、手の震え、脱力感、不眠、下痢、喉の渇きなど

 

バセドウ病は、女性に比較的多い病気であり、女性では100人に1人の頻度で見られるということで、決して他人事ではありません。

 

なお、この病気ですが、2009年4月に歌手の絢香さんがバセドウ病を患っていることを告白したことで、病名が世間に広く知られるようになりました。

今回は、バセドウ病にかかった芸能人を一覧でまとめておきます。

また、バセドウ病の原因、症状、治療法などについても説明します。

 

バセドウ病の芸能人一覧

バセドウ病にかかった有名人、芸能人は、以下の通りです。

  1. 絢香
  2. 岩崎宏美
  3. 後藤邑子
  4. 小林歌穂
  5. 小松千春
  6. Sia
  7. 篠崎彩奈
  8. George H. W. Bush
  9. ソ・ユリ
  10. ソルジ
  11. 田中角栄
  12. 夏目雅子
  13. 星奈津美
  14. 増田恵子
  15. Maggie Smith
  16. Marty Feldman
  17. Missy Elliott
  18. 美奈子
  19. 宮村優子
  20. 安川惡斗
  21. 山崎亮平
  22. YOSHIKI
  23. Rodney Dangerfield

 

では、各人物について順番に説明します。

 

絢香

歌手の絢香さんは、2009年4月3日の記者会見にて、デビュー翌年からバセドウ病を患っていると報告しています。

 

岩崎宏美

歌手の岩崎宏美さんは、2015年4月22日にテレビ番組の取材にて、甲状腺障害を長年患っていることを告白しています。

岩崎さんは、2001年頃から甲状腺の病気であるバセドウ病と橋本病(慢性甲状腺炎)にかかっていたといいます。

体重減少、発汗、めまい、耳鳴り、動悸などの症状が現れ、ステージで息切れしたり、マイクを持つ手が震えたりしたそうです。

 

バセドウ病は、30~50代に多く、女性は男性の10倍発症しやすいとされています。

岩崎さんは、現在もバセドウ病の薬を飲み続けているとのことです。

 

後藤邑子

声優の後藤邑子さんもバセドウ病を患っていたと言われています。

 

小林歌穂

私立恵比寿中学のメンバーである小林歌穂さんは、2016年8月27日にバセドウ病と診断されたことを公式ブログで公表しています。

情報源:http://lineblog.me/ebichu/archives/9938831.html

 

小松千春

元タレントの小松千春さんは、2009年7月2日にブログにて、バセドウ病と診断されたことを告白しています。

情報源:http://ameblo.jp/chiharu-komatsu33/entry-10291565624.html

 

Sia

オーストラリアの歌手Sia(シーア)さんは、歌手として世界的に認められるようになってきたとき、バセドウ病を発症しています。

その後は、表舞台に姿を見せなくなり、ソングライターとしてリアーナ、ビヨンセ、ブリトニー・スピアーズなどに楽曲を提供しています。

 

篠崎彩奈

AKB48の篠崎彩奈さんは、2016年6月16日に、オフィシャルブログにてバセドウ病と診断を受けたことを報告しています。

情報源:http://ameblo.jp/akihabara48/entry-12171314706.html

 

George H. W. Bush

アメリカの第41代大統領のブッシュ氏(父ブッシュ)もバセドウ病だったと言われています。

 

ソ・ユリ

韓国の声優のソ・ユリさんは、2016年12月16日に、自身のインスタグラムでバセドウ病と診断されたことを告白しています。

ソ・ユリさんは、パッチリとした大きな目が特徴的であり、一部のネットユーザーから目の整形手術の疑いをかけられていましたが、バセドウ病の眼球突出の症状により、目が大きく見えるようになっていたようです。

 

ソルジ

韓国の女性アイドルグループEXIDのソルジさんは、2016年12月20日に、所属事務所バナナカルチャーエンターテインメントの公式報道資料を通じて、甲状腺機能亢進症と診断されたことを明らかにしています。

さらに、しばらくは治療に専念することも併せて発表されています。

 

田中角栄

第64・65代内閣総理大臣の田中角栄氏もバセドウ病の持病があったとされています。

 

夏目雅子

女優の夏目雅子さんもバセドウ病を患っていたとされており、1981年に手術を受けています。

 

星奈津美

元競泳選手で、ロンドン五輪、リオ五輪の銅メダリストである星奈津美さんは、高校1年のときにバセドウ病を発症しました。

その後は、3ヶ月に1度の定期検診と薬の服用を続けたことで、甲状腺ホルモンの数値は安定したものの、2014年10月に疲労や全身倦怠感が強くなったため、甲状腺を全摘出する手術を受けています。

そして、2016年8月に星さんの闘病生活を支え続けてきた会社員の男性と結婚しています。

 

増田恵子

元ピンク・レディーの増田恵子さんは、1991年頃に、手の震え、動悸、異常な発汗、食欲増加、疲労感などに襲われます。

しかし、周囲には症状を隠したまま3年も放置した結果、階段が登れなくなり、病院に駆け込んだところ、バセドウ病と診断されたようです。

その後、薬の服用と週3回の通院で症状は改善したものの、仕事で体を酷使したことで、疲労が蓄積し、バセドウ病を再発させたと言われています。

それ以降の詳細な情報は分かりませんが、現在も治療を続けているのではないかと思われます。

 

Maggie Smith

イギリスの女優Maggie Smith(マギー・スミス)さんは、1988年にバセドウ病の手術を受けたとされています。

 

Marty Feldman

イギリスの俳優、コメディアン、脚本家であるMarty Feldman(マーティ・フェルドマン)さんは、少年時代にバセドウ病だったと言われています。

 

Missy Elliott

アメリカの有名なラッパー兼プロデューサーのミッシー・エリオット(Missy Elliott)さんも、2011年6月に、3年前からバセドウ病を患っていたことを告白しています。

彼女の場合は、躁鬱、めまい、のどのつかえ、眼球突出、脱毛などの症状があり、運転中にブレーキをうまく踏めずに事故を起こしそうになるなど、かなり重い症状だったようです。

放射線や薬物療法を続けた結果、今では症状が治まり、元気だということです。

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美奈子

ビッグダディこと林下清志の元妻である美奈子さんは、2014年6月24日に投稿された自身のブログにて、バセドウ病であることを告白しています。

情報源:http://ameblo.jp/minako-officialblog/entry-11883283916.html

 

美奈子さんの場合、初期症状として動悸、息切れ、手足の震えなどを自覚していたものの、疲労が溜まっているだけだと思っていたようです。

病気に気づいたのは、バセドウ病で手術を受けた知り合いのお見舞いに行った際、その人と自分の症状が酷似していたことがきっかけでした。

 

宮村優子

宮村優子さんは、名探偵コナンの遠山和葉や新世紀エヴァンゲリオンのアスカの声優です。

2007年5月にバセドウ病と診断されたことを公表しています。

2016年7月には以下のようなツイートがあり、バセドウ病の治療を継続しているようです。

 

安川惡斗

元プロレスラーの安川惡斗さんは、女子プロのプロテスト前にバセドウ病だと判明しました。

しかし、レスラーへの夢を諦めきれず、プロテストの2ヶ月前に効果の強い薬(副作用も強い)を投与し、見事プロテストに合格しました。

その後、病気を克服してスターダムの王座へとのし上がっています。

 

山崎亮平

サッカーの山崎亮平選手は、2009年3月にバセドウ病を発症し、ピッチに戻るまでに1年2ヶ月を要しています。

その後、2011年7月に再発したことが、当時所属していたジュビロ磐田の公式サイトにて発表されています。

しかし、2011年9月には、U-22日本代表に復帰するなど、驚異的な回復力を見せています。

現在は、アルビレックス新潟でプレーしています。

 

YOSHIKI

音楽家のYOSHIKIさんは、2010年10月7日に甲状腺機能亢進症を患っていることが判明しました。

 

Rodney Dangerfield

アメリカのコメディアンであり俳優であったロドニー・デンジャーフィールドさんもバセドウ病だったとされています。

 

上記の他に、愛内里菜、本田圭佑、松山千春、三浦泰年(三浦知良の兄)などもバセドウ病ではないかとの噂があります。

続いて、バセドウ病の原因、症状、治療法などを紹介します。

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バセドウ病の原因、症状、治療法

さて、バセドウ病の前に、まずは甲状腺機能亢進症について理解しておきましょう。

 

甲状腺機能亢進症とは?

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、全身の基礎代謝や新陳代謝を促したり、タンパク質の合成促進などの作用があります。

この甲状腺ホルモンの濃度は、いつも一定に調節されていますが、何らかの原因で分泌が過剰になると、血中の甲状腺ホルモンの濃度が高くなりすぎて、甲状腺機能亢進症となります。

そして、甲状腺機能亢進症の原因で最も多いものがバセドウ病であり、他には亜急性甲状腺炎や無痛性甲状腺炎なども原因となります。

 

バセドウ病の原因

外部から侵入した非自己の物質に対して反応が起こるのが免疫ですが、体内に最初からある物質を誤って非自己と認識して抗体を作る場合があります。

これを自己免疫といい、バセドウ病は自己免疫が原因で起こります。

自己免疫が生じると、血液中に甲状腺刺激物質であるTSHレセプター抗体(TRAb)が増えます。

すると、この抗体が甲状腺を無制限に刺激するため、甲状腺の働きが活発になりすぎ、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまいます。

 

症状

バセドウ病は、女性に比較的多い病気ですが、男性にも少なくなく、あらゆる年齢層に発病します。

そして、甲状腺の腫れ、動悸、脈拍数増加、眼球突出、食欲増進、体重減少、異常な発汗、疲労感、手の震え、イライラ、ものが二重に見える、脱力感、神経過敏、発熱、不眠、月経異常、下痢、喉の渇きなどの症状が現れます。

新陳代謝が活発になりすぎて、エネルギー源を消費するのがこの病気の特徴なので、食欲が増してよく食べるのに、体重が減ってきます。

 

さらに、じっとしていても、運動しているときのような変化が身体に現れてきます。

なお、バセドウ病では眼球が前方に突出すると言われますが、この症状は5人に1人くらいの割合で起こります。

 

治療

バセドウ病の治療には、主に抗甲状腺薬による治療、手術、アイソトープ治療の3種類があります。

通常は、まず抗甲状腺薬による治療を行ないます。

抗甲状腺薬では、メルカゾール(成分名:チアマゾール)が有名であり、甲状腺に取り込まれて、甲状腺ホルモンの合成を抑える働きがあります。

 

ちなみに、メルカゾールの効果や副作用などについては、以下の記事で解説しています。

メルカゾールの副作用で脱毛が…|飲み合わせにも注意しよう

 

抗甲状腺薬を服用すると、4週間ほどで甲状腺ホルモンの低下が始まり、2ヶ月くらいで正常に戻ります。

それにより自覚症状も消えて、症状自体は治まります。

しかし、バセドウ病の原因であるTSHレセプター抗体(TRAb)が陰性になるには約2~3年かかると言われています。

そのため、TSHレセプター抗体(TRAb)が陽性の間は、抗甲状腺薬を飲み続ける必要があります。

 

抗甲状腺薬を服用してもTSHレセプター抗体(TRAb)が陰性にならない場合は、甲状腺の摘出手術を行うか、放射線ヨードを内服して甲状腺ホルモンの生成と分泌を抑えます。

 

最後に

バセドウ病にかかった美奈子さんは、動悸、息切れ、手足の震えなどバセドウ病の初期症状を自覚していたものの、疲労が溜まっているだけだと思い込んでいたといいいます。

症状に心当たりのある人は、一度病院で診てもらった方がよいでしょう。

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