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「インフルエンザは、薬を飲まないと治らないのか?」

毎年、冬の時期に流行するインフルエンザは、高熱、咳、関節痛などで私たちを苦しめます。

多くの人は、インフルエンザにかかると病院へ行き、タミフルやイナビルなどの抗インフルエンザ薬を処方してもらい、それをせっせと飲んで治そうとします。

 

しかし、実際のところは、インフルエンザは、何もしなくても1週間以内に熱が下がり、10日以内に自然治癒します。

そこで、今回は、病院へ行かず、抗インフルエンザ薬なども飲まずに、自力で治す際のコツについて解説します。

インフルエンザの治し方を知りたい方は、是非最後までお付き合いいただければと思います。

 

インフルエンザを自力で治す方法

インフルエンザを早く治すには、以下の点が重要となります。

  1. 免疫力を高める
  2. 安静にする
  3. 体を温める
  4. 十分な水分補給をする
  5. 市販の解熱剤を使用しない

では、各項目について順番に説明していきます。

 

免疫力を高める

インフルエンザを自然治癒させるには、免疫力を高めることが大切です。

そもそも、風邪やインフルエンザは、薬では治りません。

自分の体の免疫機能により、ウィルスが排除されるのを待つしかないのです。

 

そのため、インフルエンザにかかったときは、熱を下げたり、症状を抑えることよりも、免疫を高めるこことの方が重要なのです。

そして、免疫力をアップさせるには、以下の方法が有効です。

  • 免疫力を高める食品を摂る
  • 十分な睡眠をとる
  • マッサージ
  • ツボ押し

では、各方法について説明します。

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免疫力を高める食品を摂る

免疫を活性化させる食べ物を摂ることで、免疫力がアップし、早期回復の助けとなります。

免疫力を高める食品には、以下のような種類があります。

  • 整腸作用がある
  • 免疫細胞を活性化させる
  • 免疫細胞を育てる
  • 血行を促進する
  • 粘膜を強くする
  • 体を温める
  • 唾液を出す

では、順番に見ていきましょう。

 

 

整腸作用がある

腸は最大の免疫器官です。

腸の調子を整える食事は、そのまま免疫力アップにつながります。

具体的には、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品、便通を整える食物繊維を豊富に含んだ根菜などが挙げられます。

 

免疫細胞を活性化させる

免疫細胞を活性化させることで、免疫力アップを図ることができます。

具体的には、ファイトケミカルを含んだ淡色野菜のキャベツやカリフラワーなどが挙げられます。

他にも、バナナは免疫細胞を活性化させることで知られています。

 

免疫細胞を育てる

免疫細胞を育てるのは、タンパク質です。

良質のタンパク質をしっかりと摂るようにしましょう。

具体的には、牛や豚の赤身肉、鶏ささみ、魚などです。

 

血行を促進する

血液をサラサラにして、血行を促進する食品も、体を温めて免疫細胞の働きを助けます。

玉ねぎやネギが血液をサラサラにすることで知られています。

 

粘膜を強くする

喉や鼻などの粘膜を強くする食品も免疫力アップに役立ちます。

粘膜を強化するのは、ビタミンA、もしくはビタミンAに変化するβカロテンです。

レバー、うなぎ、モロヘイヤ、かぼちゃ、ニンジンなどに多く含まれています。

 

体を温める

体を温めることは、すなわち血行をよくすることです。

したがって、血行をよくする食品が体を温める食品になります。

東洋医学で体を温めるとされる温性の食品をとるとよいでしょう。

例えば、生姜、ニンニク、エビ、ウメ、黒砂糖などがあります。

 

唾液を出す

唾液は、それ自体が細菌などに対する防御になります。

また、唾液によって、胃や腸の負担が軽くなるので、腸本来の免疫力を発揮させることに役立ちます。

唾液の量は、噛めば噛むほど増えるので、よくかむ必要がある食品、すなわち固い食品がおすすめです。

例えば、切り干し大根、ごぼう、ニンジン、玄米などがよいでしょう。

 

なお、インフルエンザによく効く食品、免疫力を高める具体的な食べ物については、以下の記事にまとめています。

インフルエンザに効く食べ物・飲み物を紹介

 

十分な睡眠をとる

白血球(免疫細胞)の働きは、自律神経によってコントロールされています。

自律神経とは、呼吸や消化など自分の意思では動かすことのできない内蔵の働きを司る神経のことです。

自律神経には、活動しているときに優位になる交感神経と、休息しているときに優位になる副交感神経とがあります。

免疫システムは、この交感神経と副交感神経のバランスに大きな影響を受けています。

 

質が高く、適度な時間の睡眠は、自律神経のバランスをとり、免疫力を高める効果があります。

睡眠によって、血行がよくなり、免疫細胞も活性化するほか、腸の働きを保ち、便通をよくします。

反対に、睡眠不足はストレスの原因となり、免疫力低下に結びつきます。

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マッサージ

免疫力を高めるには、マッサージも効果的です。

マッサージは、全般的に血行をよくする効果があり、免疫力を高めます。

そもそも、免疫力の低下は、ストレスや運動不足から、血液やリンパ液が滞ったり、内蔵の器官の働きが低下することによっても起こります。

そうした機能の低下を、外から刺激を与えることで、改善するのがマッサージです。

 

今回は、免疫力アップに効果的な唾液マッサージを紹介します。

 

唾液は、免疫力の強化に欠かせないものです。

唾液が少なくなれば、唾液による細菌などの防御ができなくなり、その分、腸や血液などの免疫細胞の負担が大きくなり、全体的な免疫力の低下を招いてしまいます。

唾液は、よく噛むこと、酸っぱいものを食べることで出るようになりますが、マッサージで唾液腺を刺激することでも量が増えます。

 

次の3つのポイントをマッサージしましょう。

  • 耳下腺
  • 顎下腺
  • 舌下腺

<耳下腺>

 

耳たぶの下を人差し指で回しながら押しましょう。

<顎下腺>

あごの左右の出っ張りから3cmほど内側から耳の下までを親指の先で押します。

<舌下腺>

 

あごの下から舌を押すようなイメージで押します。

 

ツボ押し

マッサージは、刺激を与えたい場所を直接刺激します。

しかし、ツボは経絡と言われるエネルギーの通り道を刺激することで、体の様々な部位の不調に効くと考えられています。

ツボ押しは、細かな点のピンポイントだと考えている人も多いようですが、実際は指先ぐらいの大きさと考えておけば大丈夫です。

押す強さは、基本的には、気持ち良い痛みを感じるくらいでOKです。

また、押すだけでなく、、温めることでも刺激を与えることができます。

 

ツボには、免疫力を直接アップしてくれるものがあるので、今回は免疫力アップに関わるツボを3つ紹介します。

  • 足三里(あしさんり)
  • 湧泉(ゆうせん)
  • 魚際(ぎょさい)

<足三里>

足三里は、全身の免疫アップ、整腸、疲労回復などに効果のあるツボです。

親指を立てるようにして押しましょう。

 

<湧泉>

湧泉は、肉体疲労の回復、気持ちのリラックス、ストレス解消などに効果があります。

両手の親指を重ねてぎゅっと強めに押します。

 

<魚際>

魚際は、呼吸器の疾患に効くツボです。

せきやたんなどを抑えるので、インフルエンザの症状を緩和してくれます。

魚際は、親指の付け根と手首の中間の手のひら側にあります。

反対側の親指で強めに押します。

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安静にする

風邪やインフルエンザなどの感染症にかかると、ウィルスとの戦いにより、体力を大幅に消耗してしまいます。

このような状態のときに、動き回ると、余計に体力を消耗し、体の回復を妨げることになります。

特に、解熱後や症状が治まっきたときは、油断しやすいので注意してください。

もう完治したと勝手に判断し、ベッドから起き上がって机で作業したり、リビングで遅くまでテレビを見るなどしていると、症状がぶり返すことがあります。

インフルエンザにかかったときは、ベッドに横になって安静にしておき、しっかりと睡眠をとるようにしてください。

 

先に説明したように、免疫システムの働きは、自律神経によってコントロールされています。

十分な睡眠により、自律神経のバランスを整え、免疫力を高めることは、回復までの期間を早めることにつながります。

 

体を温める

体を温めることで、免疫力が高まり、ウィルスを倒す手助けとなります。

反対に、体が冷えて体温が下がると、リンパ球の活性が低下するので、免疫の働きが弱くなります。

体温が1℃下がると、免疫力がおよそ30%下がると言われています。

 

汗が出たら、こまめに着替えをするなど、体温調節に気を配り、体を冷やさないように気をつけましょう。

 

十分な水分補給をする

インフルエンザにかかると、38℃以上の高熱が出ることが多いので、発汗により水分やミネラルが失われていきます。

また、下痢や嘔吐などの症状も併発している場合、体力が大幅に低下したり、脱水状態に陥る恐れがあり、回復の遅れにつながります。

スポーツ飲料などにより、水分とミネラルをこまめに補給するようにしましょう。

 

市販の解熱剤を使用しない

発熱は、体がウィルスや細菌を死滅させるための生体防御反応です。

脳が体温のセットポイントを上げることで、免疫細胞を活性化させて、免疫力を高めているのです。

そのため、熱が上がっているときに、解熱剤などで無理に下げようとすると、免疫力が低下してしまい、かえって熱や症状が長引くことがあります。

解熱剤を服用すれば、一時的に熱は下がり、楽にはなりますが、その分免疫力も下がり、体内でウィルスの増殖を抑える働きも弱くなります。

以上から、市販の解熱剤を自己判断で服用するのは避けましょう。

 

自然治癒までの期間

まず、インフルエンザ感染症は、一般的に何もしなくても、1週間以内に熱が下がり、10日以内に治癒します。

ただし、インフルエンザの症状は、体の状態、免疫系の働きによって左右されるので、人によって症状や経過は異なります。

健康な成人は、免疫力が高いので、自然治癒することが多いですが、免疫力が落ちている老人などは、症状が重くなることがあります。

 

ここで、インフルエンザ感染症に有効な抗インフルエンザ薬(タミフル、イナビル、リレンザなど)は、発症から48時間以内に投与することで、ウィルスの増殖抑制に効果を発揮するので、通常よりも解熱までの時間や治癒までの期間を短くすることが可能です。

しかし、ウィルスを死滅させることはできないので、結局のところ、インフルエンザの早期回復の鍵を握るのは、人間の身体にもとから備わっている免疫力ということになります。

そのため、インフルエンザ発症後は、免疫力の高い状態を維持できるように、栄養補給、睡眠、安静などに気をつけましょう。

 

まとめ

インフルエンザを早く治すには、以下の点が重要となります。

  1. 免疫力を高める
  2. 安静にする
  3. 体を温める
  4. 十分な水分補給をする
  5. 市販の解熱剤を使用しない

 

特に、免疫は、インフルエンザウィルスを撃退する唯一の武器です。

免疫力の高い状態を維持することが、早期回復のポイントとなるので、本記事で紹介した免疫力アップの方法を実践してみてください。

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