風疹の流行時期や、2017年の風疹の流行状況についてまとめておきます。

流行時期

まずは、風疹の流行時期について説明します。

風疹は、一般的に春先から初夏にかけて流行するウィルス性発疹症です。

しかし、最近は暖冬の影響などもあり、冬の時期から流行するケースも見られ、流行時期やピークが不規則になっています。

また、外国人観光客数の増加により、南半球の流行が日本にも影響を及ぼすと言われています。

 

こちらは、東京都感染症情報センターがまとめた過去5年間における風疹患者数の年間推移を示しています。

出典:http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rubella/rubella/

 

過去5年間で風疹が大流行したのは2013年です。

このときは、1月から患者数が急増し、その後4月~5月にピークを迎えた後、徐々に報告数は減少していきました。

最終的に、流行が収束したのは8月~9月ごろです。

 

よって、風疹が大流行した場合、2013年のように流行時期が長くなる可能性があります。

 

2017年の流行状況

ここでは、風疹の2017年の流行状況について説明します。

 

 

出典:http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rubella/rubella/

 

上のグラフは、風疹の報告数であり、東京都感染症情報センターの公式サイトより引用しています。

このグラフから、2017年3月26日時点での風疹報告数は2件であり、風疹の流行の兆しはないと考えられます。

 

では、最後に風疹の基本情報についてまとめておきます。

風疹の基本情報

ここでは、風疹の基礎知識について解説します。

 

風疹とは?

風疹は、風疹ウィルスによる感染症です。

 

感染経路

咳やくしゃみなどで飛び散った飛沫による飛沫感染です。

 

感染力

風疹患者1人で免疫のない5~7人に感染させる感染力を持っています。

感染力の強いとされるインフルエンザでさえ1~2人なので、風疹の感染力は非常に高いと言えます。

また、風疹は発症する2~3日前、発症後5日間くらいは、患者に感染力があると言われています。

 

 

潜伏期間

風疹の潜伏期間は、16~18日です。

 

症状

風疹は、発熱、発疹、リンパ節腫脹が主な症状です。

熱は37~38℃くらいであり、発熱とほぼ同時、もしくは翌日から発疹が現れ始めることが多いとされています。

発疹は全身に出て、3~5日ほどで消失します。

リンパ節の腫れは、痛みをともない、首、耳の後ろ、後頭部に発現し、3~6週間ほど持続します。

 

治療法

風疹に対する特効薬はありません。

風疹の症状は自然治癒するので、各症状を和らげる対症療法が中心となります。

 

風疹にかかりやすい年齢

20代~40代がかかりやすいとされています。

この年代は、自然に風疹に感染しておらず、ワクチン接種率も低いので、免疫を持っていない人が多いです。

 

重症化のケース

成人が風疹に感染した場合、多くは1週間程度で症状が治まるとされています。

ただし、中には脳炎を起こしたり、40℃近い高熱が数日ほど続いたり、血小板減少で入院するなど重症化するケースもあります。

 

予防法

風疹の予防んは、風疹と麻疹を両方予防する混合ワクチンの接種を受けます。

子供の場合は、1歳と小学校就学前の2回の予防接種を実施しています。

風疹の予防接種は、保険が適用されず、費用は医療機関ごとに異なりますが、混合ワクチンの場合は7000円~12000円ほどと言われています。

 

免疫

一度風疹に自然に感染すると、多くの場合は生涯にわたる免疫を獲得できるため、二度と罹ることはないと言われています。

ただし、子供の頃に風疹にかかった記憶というのは、実は麻疹やリンゴ病などの別の病気であったのを、本人や親が勘違いしている可能性もあるので、ご注意を。

 

まとめ

風疹は、春先から初夏にかけて流行する急性のウィルス感染症です。

近年では2013年に大流行し、1月から9月頃まで流行が続きました。

 

風疹は症状も比較的軽く、1週間ほどで軽快することが多いですが、人によっては高熱が出たり、入院するケースもあるので、注意は必要です。

風疹の予防には、麻疹との混合ワクチンの接種が有効です。

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