この記事では、鼻の病気についてまとめておきます。

鼻の病気まとめ

鼻の病気には、次のようなものがあります。

  1. 急性鼻炎
  2. 慢性鼻炎
  3. アレルギー性鼻炎
  4. 花粉症
  5. 急性副鼻腔炎
  6. 慢性副鼻腔炎
  7. 鼻ポリープ

では、順番に説明します。

 

急性鼻炎

細菌やウィルスの感染、ホコリ、乾燥した空気などによって、鼻腔の粘膜が刺激されることで起こる病気です。

鼻炎を起こしやすい体質の人が特にかかりやすいです。

 

この病気では、鼻の内部に乾燥した感じや刺激があり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が現れ、微熱をともなうこともあります。

鼻水が大量に出ることから、鼻風邪とも呼ばれています。

はじめは、水っぽい、サラサラした鼻水ですが、徐々に膿性のネバネバしたものに変わります。

 

通常は、数日で症状は治まりますが、急性副鼻腔炎や急性中耳炎などの合併症を引き起こすことがあり、そうなると治るまでに時間を要します。

 

急性鼻炎は、乾燥した冷たい空気から鼻腔の粘膜を守ることが予防につながります。

病気の症状が著しい場合や長引く場合は、抗ヒスタミン剤や解熱剤を投与します。

また、急性中耳炎などを誘発しないようにするため、抗生物質が投与されることもあります。

 

慢性鼻炎

慢性鼻炎は、急性鼻炎を繰り返すなどして、鼻腔の粘膜の炎症が続くことが主な原因です。

体質や遺伝に起因することも多いと考えられています。

 

この病気は、慢性単純性鼻炎、慢性肥厚性鼻炎、慢性萎縮性鼻炎などに分類され、様々な症状が見られます。

慢性単純性鼻炎:急性鼻炎を繰り返したために、鼻腔粘膜が慢性的に腫れるもの

慢性肥厚性鼻炎:炎症が激しく、また長期に渡ったために鼻腔粘膜が厚く、硬くなるもの

慢性萎縮性鼻炎:鼻腔粘膜が萎縮して乾燥し、鼻腔粘膜に鼻内の分泌物などがかさぶたのようにくっつくもの

 

慢性鼻炎を予防するには、鼻炎の大きな原因となる、チリ、ホコリ、乾燥した空気を避けることが大切です。

慢性単純性鼻炎には、血管収縮剤を点鼻します。

慢性肥厚性鼻炎は、ステロイド剤などを用いますが、症状が激しい場合は、肥厚した粘膜を切除する手術を行うこともあります。

慢性萎縮性鼻炎には、抗生物質を投与します。

 

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、ある特定の物質に過敏な反応を起こす人が、室内のほこり、ダニ、ペットの毛、花粉など空気中の様々なアレルゲンを吸入することで起こります。

くしゃみ、大量の鼻水、鼻づまりなどが主な症状で、鼻の中のむずがゆさや目の痒みも現れます。

この病気は、原因となるアレルゲンに接触しないことが大切であり、室内のホコリやチリが原因なら、掃除を丹念に行うなど、まずは環境を改善する必要があります。

また、治療には、減感作療法が行われます。

減感作療法とは、アレルゲン物質のエキスを定期的に注射して、体内に遮断抗体をつくらせ、アレルゲンを吸入しても、アレルギー反応を起こさないようにするものです。

こちらは、2~3年にわたる長期療法となります。

 

鼻炎の炎症を抑えるための薬物療法としては、抗ヒスタミン剤の内視や副腎皮質ホルモン剤の点鼻があります。

鼻づまりが特にひどい場合は、点鼻したり、レーザー治療を行ないます。

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花粉症

花粉症は、アレルギー体質の人が、アレルゲンとなる風媒花の花粉を吸入することで発症します。

日本では、スギ、ブタクサ、カモガヤなどが代表的であり、近年ではスギによる花粉症患者が多いです。

 

花粉症では、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、嗅覚異常などを起こすアレルギー性鼻炎、目のかゆみや充血を起こすアレルギー性結膜炎が代表的な症状です。

他にも、頭痛や咳の発作をともなう場合もあります。

 

マスクを着用するなど、アレルゲンとなる花粉と接触しないようにします。

治療には、抗アレルギー剤などを使用します。

抗アレルギー剤は、鼻の過敏性を低下させ、症状を緩和しますが、効果が出るまでに服用から2週間ほどかかるので、症状が現れる前に服用を始める必要があります。

対症療法としては、抗ヒスタミン剤の内服、副腎皮質ホルモン剤の点鼻が有効です。

 

急性副鼻腔炎

鼻腔の周囲にある4つの副鼻腔に炎症が起こるもので、風邪などによる鼻腔の炎症が副鼻腔に波及するほか、他の感染症や外傷、虫歯による細菌感染からも起こります。

この病気では、鼻水、鼻づまり、炎症部分の痛み、頭痛、発熱などの症状が現れます。

急性副鼻腔炎では、原因である感染症を治療するために抗生物質を投与したり、鎮痛解熱剤や消炎酵素剤の内服、ネブライザーにより炎症を鎮めます。

また、血管収縮剤を点鼻して、鼻腔の腫れや鼻づまりを緩和します。

急性副鼻腔炎を何度も繰り返したり、長期化したりすることで、慢性副鼻腔炎に移行することがあるため、早期に完治させることが大切です。

慢性副鼻腔炎

慢性副鼻腔炎は、副鼻腔の炎症が恒常的になって、膿性の鼻汁がたまる病気で、急性副鼻腔炎が慢性化したものです。

 

副鼻腔の炎症を起こした部分に痛みを感じたり、鼻づまりがひどいために頭重を覚えます。

そのため、集中力が持続せず、注意力が散漫になったり、記憶力が低下したりすることもあります。

鼻ポリープ

鼻の中に、きのこ状のポリープができる病気で、慢性副鼻腔炎の合併症としてしばしば起こります。

ポリープによって、鼻づまりを起こしたり、多量の鼻汁が出たりします。

ポリープの大きさや個数は様々で、まれに鼻腔を満たしてしまうほど大きなものも発生します。

 

ポリープが大きい場合は、手術により内視鏡下に切除します。

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