腹巻きというと、「ババくさい」、「見た目がダサい」などあまりよいイメージを持っていない人も多いことでしょう。

しかし、最近では腹巻きの健康効果に注目が集まっており、ウエストウォーマーというカッコイイ名前で販売されている商品や、パンツと腹巻きが一体となった腹巻きパンツなるものも登場しています。

そこで、今回は腹巻きの健康効果についてまとめておきます。

腹巻きの効果

腹巻きをすると、次のような効果が期待できます。

  1. 血行促進
  2. 代謝アップ
  3. むくみ解消
  4. 腰痛改善
  5. 快眠効果
  6. 胃腸の働きがよくなる
  7. 免疫力アップ

では、順番に説明します。

血行促進

お腹には多くの臓器が集まっており、それだけ血液の量も多いです。

腹巻きでお腹を温めると、臓器の血液の流れが促進され、温かい血液が全身に行き渡るので、血の巡りもよくなります。

 

なお、血液にはビタミンやミネラルなどの栄養素、水、酸素を細胞や各器官に運んで機能を維持したり、高めたりする働きがあります。

血の巡りがよくなると、必要な栄養素が細胞や臓器にスムーズに行き渡るようになります。

 

ちなみに、漢方ではお腹はお中と呼ばれています。

これは、お腹を体の中心とし、ここを温めることで全身が温まって代謝がよくなり、その結果、体調もよくなって病気の治癒を促してくれると考えられているからです。

 

代謝アップ

血液の流れがよくなると、体温が上がるので、代謝もアップします。

そのため、腹巻きにはダイエット効果も期待できます。

 

反対に、体温は一度低下すると代謝は約12%も下がります。

代謝の低下は、脂肪燃焼を悪くするので、太りやすくなります。

 

 

むくみ解消

血液は、全身を循環しながら、各器官細胞から出された老廃物を受け取り、腎臓や肺などに運んで体外に排出させる働きがあります。

腹巻き効果で血液の流れがよくなると、老廃物の排出が促進されるため、むくみの解消が期待できます。

 

腰痛改善

腰痛は、冷えや筋肉のこわばりなどが要因なので、腹巻きにより血流がよくなり、筋肉がほぐれることで緩和されます。

 

快眠効果

腹巻き効果で全身の血の巡りがよくなると、手足の先などの末端部分の血流も改善されます。

夜に足指が冷たくて眠れない人にとっては快眠効果を実感できるでしょう。

 

胃腸の働きがよくなる

腹巻きでお腹を温めると、胃腸の働きがよくなるので、便秘や下痢などが改善することがあります。

お腹を冷やすと腸の調子が悪くなるのは、よく知られたことです。

例えば、アイスクリームやかき氷などを食べて、お腹をくだした経験は誰でも一度くらいはあるのではないでしょうか。

 

腸が冷えてうまく機能しなくなると、まず最初に現れる症状が、「なんとなくお腹が張る」、「ガス腹」、「排便後に残便感がある」などです。

そして、腸が停滞した状態がさらに続くと、食欲不振、肌荒れ、頭痛、肩こり、痔など、体がサビて、全身に様々な不調が現れます。

そのため、出来る限り腸は冷やさないようにしましょう。

 

免疫力アップ

腹巻きにより、お腹が温まって、全身の血行がよくなると、体温が上がります。

体温が一度上昇すると、免疫機能は5~6倍に上昇するので、病気にかかりにくい体を維持することにつながります。

 

そもそも、免疫機能を担っているのは、白血球中の顆粒球とリンパ球です。

顆粒球は、交感神経の指令を受けて細菌や異物などを消化分解し、リンパ球は副交感神経の指令を受け、それらに対する免疫作用を担っています。

ここで、免疫作用が高まるリンパ球が最も活発に働く体温は36.5℃前後です。

 

体が冷えると交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。

すると、顆粒球が増加し、リンパ球が減少して、免疫機能が低下します。

逆に体温が上昇するとリンパ球の割合も高くなっていきます。

 

リンパ球にはウィルスなどを攻撃するT細胞、T細胞の指令を受けて抗体を作るB細胞、がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞などがあります。

リンパ球が優位になれば、当然ナチュラルキラー細胞やT細胞も増えると考えられます。

しかし、体温が低下すると、ウィルスやがん細胞を攻撃する免疫細胞も減少、もしくは働きが鈍くなります。

 

だからこそ、冷えて免疫機能が低下しないよう、温めて体温を維持することが必要なのです。

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腹巻きを選びのコツ

ここでは、腹巻きを選ぶ際のポイントについて解説します。

 

まず、素材に着目します。

腹巻きの素材には主に次のようなものがあります。

  • シルク
  • コットン
  • ウール
  • ナイロン系素材

そして、それぞれ以下のような特徴を備えています。

 

シルク

シルクは肌触りがよく、軽いです。

薄くても保温性に優れており、夏は涼しく、冬はほどよく暖かくなるので、年中通して使えます。

また、吸湿性や方湿性がよく、汗をかいてもサラサラしており、ムレにくいです。

ただ、お値段は高めです。

 

コットン

コットンは、肌荒れを起こしにくく、吸水性に優れています。

また、丈夫で長持ちします。

 

ウール

ウールは保温性、吸湿性、伸縮性に優れています。

お腹を温める効果が高いですが、直接肌に触れるとチクチク感じる人もいるので、服の上から着用した方がよいでしょう。

 

ナイロン系素材

ナイロンやポリエステルなどの化学繊維は、保湿性、速乾性、伸縮性などに優れています。

ただし、敏感肌の人はアレルギーを起こすことがあるので注意が必要です。

 

まずは、素材の特性を理解し、用途や自分の肌に合ったものを選んでください。

なお、締め付けの強い腹巻きは、お腹の血行を悪くするので、伸縮性があり、自分のウエストに合ったゆったりしたものの方がよいでしょう。

 

腹巻きを使用する際の注意点

腹巻きを常時着用していると、自分で体温を上げる機能が衰えてしまう可能性があるので、寝るときだけ着用するなど、腹巻きに頼りすぎないようにしてください。

 

まとめ

腹巻きには、次のような健康効果が期待できます。

  1. 血行促進
  2. 代謝アップ
  3. むくみ解消
  4. 腰痛改善
  5. 快眠効果
  6. 胃腸の働きがよくなる
  7. 免疫力アップ

 

腹巻きは、冬場だけでなく、むしろ夏場におすすめです。

というのも、夏は薄着で冷房のきいたオフィスで仕事をしたり、クーラーをかけたまま寝るなど、冬よりもお腹周りが冷えやすいからです。

お腹の冷えは、下痢や便秘などの腸の不調を招くばかりでなく、腸の免疫力を低下させ、その結果抵抗力が落ちて病気にかかりやすくなります。

 

腹巻きでお腹を冷やさないようにしましょう。

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