クーロン病や潰瘍性大腸炎の治療に用いられる薬として、アスペンジャパン株式会社のイムランや田辺三菱製薬のアザニンがあります。

今回は、イムランやアザニンの副作用についてまとめておきます。

イムランの副作用

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イムランには、次のような副作用があります。

食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、肝機能障害、黄疸(おうだん)、動悸、脱毛、口内炎、舌炎、膵炎、顆粒球減少(かりゅうきゅうげんしょう)、出血、血小板減少、汎血球減少(はんけっきゅうげんしょう)、貧血、感染症など

 

ここで、気になる副作用がある場合は、以下の記事にて調べてください。

次のページでは、薬の副作用について、詳細に解説しています。

薬の副作用まとめ

 

イムランを使用している人の中には、頭痛に悩まされている人もおり、これは副作用として貧血の症状が現れていると考えられます。

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イムランの重大な副作用

イムランには、上記の症状に加えて、次のような重大な副作用が現れることがあります。

間質性肺炎、肺炎、敗血症、B型肝炎ウイルスによる肝炎、C型肝炎、血小板減少症、再生不良性貧血、ショック、無顆粒球症、進行性多巣性白質脳症

 

こちらも気になる副作用がある場合は、以下の記事にて調べてください。

薬の副作用まとめ

 

イムランの働き

イムランやアザニンなどは、アザチオプリンという成分を含んでおり、免疫力を低下させる作用があります。

そもそも、免疫とは、体外からの異物や体内で生じた物質に対して、自分の体に本来あるものとは違うと判断し、それらを排除するなどして、身体の恒常性を保とうとする体の防御反応です。

臓器移植などで、この免疫反応が強すぎたときに、それを弱める目的で使われます。

 

また、これらの免疫抑制薬は、次のような治療目的でも使われます。

  • ステロイド依存性のクーロン病の緩解導入、緩解維持
  • ステロイド依存性の潰瘍性大腸炎の緩解維持
  • 腎移植、肝移植、心臓移植、肺移植における拒絶反応の抑制
  • 治療抵抗性のリウマチ性疾患

なお、治療抵抗性のリウマチ性疾患とは、以下のような病気のことです。

顕微鏡的多発血管炎、ヴェゲナ肉芽腫症、結節性多発動脈炎、Churg-Strauss症候群、大動脈炎症候群、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、難治性リウマチ性疾患

 

使用上の注意

イムランやアザニンは、免疫抑制療法や移植患者の管理に精通している医師のもとで使用されます。

治療抵抗性のリウマチ性疾患にて、これらの免疫抑制剤を使用する場合は、緊急時に対応可能な医療施設において、経験を持つ医師のもとで使用します。

 

使用してはいけない人

次のような人は、イムランやアザニンを使用できません。

  • 薬の成分に対してアレルギーの前歴がある人
  • 白血球数が3000/m㎥以下の人
  • フェブキソスタットを服用している人
  • 妊婦または妊娠している可能性のある人

 

使用に注意が必要な人

以下のような人は、使用に際して注意が必要です。

  • 感染症を合併している人
  • 骨髄機能抑制、出血性素因、肝機能障害、水痘のある人
  • 肝炎の既往歴がある人
  • アロプリノール(痛風、高尿酸血症治療剤)を服用している人

なお、免疫抑制剤の服用中に、水痘や帯状疱疹に感染すると、命に関わることがあります。

水ぼうそうの症状(発熱、全身の紅斑、水疱など)や、帯状疱疹の症状(帯状の紅斑、水疱、疼痛)などが現れた場合は、すみやかに処方医に相談してください。

 

併用してはいけない薬

免疫抑制剤は、以下の薬と併用してはいけません。

  • 生ワクチン(乾燥弱毒生麻疹ワクチン、乾燥弱毒生風疹ワクチン、経口生ポリオワクチン、乾燥BCGなど)
  • フェブキソスタット

 

免疫抑制剤と生ワクチンを併用すると、ウィルスが増殖し、病原性が現れる可能性があります。

フェブキソスタットを併用すると、骨髄抑制などの副作用が強まる危険があります。

その他の注意事項

免疫抑制剤の服用により、リンパ球に染色体異常のある子どもが生まれたとの報告があります。

また、動物実験では、催奇形性が確認されています。

そのため、イムランやアザニンを使用中は、必ず避妊をしてください。

 

なお、免疫抑制剤による治療を受けた人は、皮膚がんなどの悪性腫瘍の発生率が高くなるとされています。

服用中は、UVカット素材の衣服の着用やサンスクリーンを使用するなどして、直射日光を避けてください。

イムランの薬価

アスペンジャパンのイムラン、および田辺三菱製薬のアザニンは、ともに50mg(1錠)で、薬価が139.9円です。

 

まとめ

イムランには、様々な副作用があります。

処方医の指示のもと、慎重に服用を検討してください。

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