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風邪のときにコーヒーを飲むことで得られる効果や、薬との飲み合わせにおける注意点などついて説明します。

コーヒーの風邪への効果

風邪のときにコーヒーを飲むことで、次のような効果が期待できます。

  1. 鎮痛
  2. 消化吸収を助ける
  3. 利尿作用
  4. 覚醒作用
  5. 気管支拡張

では、各項目について順番に説明します。

 

鎮痛

風邪の頭痛は脳の血管の拡張が原因です。

脳の血管が膨張することで、周囲の神経を刺激し、ズキズキと脈を打つような頭痛が現れます。

コーヒーに含まれるカフェインは、脳細動脈を収縮させる作用があります。

そのため、風邪における頭痛を和らげてくれます。

 

消化吸収を助ける

風邪のときは、胃腸の働きが弱くなります。

コーヒーには胃酸の分泌を促す働きがあり、食後にコーヒーを飲むと消化が進むため、胃腸の消化吸収を助けてくれます。

 

利尿作用

コーヒーを飲むと、カフェインの利尿作用により、尿と一緒に体内の老廃物やウィルスなどを排出してくれます。

その結果、風邪からの回復が早まることが期待できます。

ただし、利尿作用が強く働くと、脱水症状の原因となります。

風邪のときは、発汗により体内の水分やミネラルが失われがちなので、発熱しているときや喉が渇いたときには水やスポーツドリンクを飲むようにしましょう。

 

覚醒作用

カフェインはアデノシンの作用を抑制することで、覚醒作用を示します。

眠気防止や疲労感除去の働きがあり、一般的には眠気覚ましの効果がよく知られています。

また、思考力や集中力がアップするので、風邪のときでも勉強や仕事がはかどります。

 

気管支拡張

カフェインには気管支を拡張させる作用があるため、咳や痰などの症状を和らげてくれます。

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コーヒーと薬との飲み合わせ

風邪薬の成分には、カフェインが含まれているものがあります。

そのため、コーヒーと風邪薬を一緒に飲むと、カフェインを過剰摂取してしまう恐れがあります。

すると、次のような副作用が現れることがあるので、風邪薬を服用する場合はコーヒーの飲用は控えた方がよいでしょう。

 

カフェインの過剰摂取による副作用には、以下のようなものがあります。

  • 貧血
  • 胃痛
  • 睡眠障害
  • 骨粗しょう症
    etc

では、これらの症状について簡単に説明しておきます。

 

貧血

カフェインは、鉄の吸収を阻害する可能性があります。

貧血気味の人は、食事中や食後のコーヒー、お茶などは控えた方がよいでしょう。

 

 

胃痛

カフェインには胃液の分泌を促す作用があるので、空腹時にカフェインを摂りすぎると、胃痛が起こることがあります。

 

睡眠障害

カフェインには睡眠を妨げる強い作用があります。

体調や体質によって変わりますが、摂取され血液に流れ込んだカフェインは、約30分で脳に到達します。

その作用は8時間以上も持続すると言われており、夜間睡眠中の中途覚醒を増やし、総睡眠時間を減らすことにつながります。

 

また、カフェインはメラトニンを減少させるとも言われています。

メラトニンは、一定の時刻になると眠くなり、一定の時間眠ると自然に目が覚める睡眠・覚醒周期など、生体の日内リズムや内分泌系を制御する働きを持つホルモンです。

メラトニンが減少することで、生体リズムが乱れる可能性があります。

 

十分な睡眠をとるためにも、就寝前はカフェインを多く含む緑茶、コーヒー、紅茶を控えた方がよいでしょう。

 

骨粗しょう症

最近、カフェインと骨粗しょう症の関係が報告されています。

カフェインは、カルシウムの貯蔵庫の一つである小胞体から、カルシウムを細胞質内へ放出させます。

また、骨のカルシウムを遊離させる作用もあります。

そのため、コーヒーを1日に3杯以上飲むと、骨粗しょう症の原因となることが報告されています。

 

このように、カフェインの摂り過ぎには様々な弊害があります。

健常な人でも300mg以上のカフェイン摂取は、健康に悪影響を与える危険性が示唆されているので要注意です。

カフェイン300mgは玉露にして約180mL、紅茶にして1Lです。

摂り過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

 

その他の効果

コーヒーには、カフェイン、クロロゲン酸、ニコチン酸など様々な成分が含まれており、風邪以外にも多くの病気や症状に対して、予防・改善効果があるとされています。

ここでは、コーヒーの持つ健康効果についていくつか紹介します。

  1. 肥満予防
  2. 二日酔いの改善
  3. アンチエイジング
  4. 動脈硬化予防

では、順番に説明します。

肥満予防

カフェインは中性脂肪を分解し、脂肪酸として血中に放出する働きがあるため、脂肪がより燃焼しやすい状態となります。

コーヒーを飲んで30分~1時間ほど経った後に運動すると、より脂肪燃焼効果が高くなります。

また、クロロゲン酸は肝臓での脂肪酸燃焼を促進させます。

 

二日酔いの改善

二日酔いは、アルコールが分解されるときに発生するアセトアルデヒドという物質が原因です。

カフェインは肝臓の働きを活発にして、アセトアルデヒドの分解を早める作用があると言われています。

さらに、利尿作用により老廃物の排出を促すため、二日酔いを早く治すのには効果的です。

 

アンチエイジング

活性酸素は、細胞を酸化させるため、皮膚、血管、各種臓器などが酸化し、老化、癌、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす原因となります。

クロロゲン酸は、抗酸化作用により、体内で活性酸素がつくられるのを防いでくれます。

 

動脈硬化予防

コレステロールには、善玉コレステロールと呼ばれるHDLと、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLの2種類があります。

LDLが増えると、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や狭心症などのリスクが高くなります。

反対に、HDLが多くなると、これらの病気のリスクは下がることが分かっています。

 

ニコチン酸には、善玉コレステロールのHDLを増やし、悪玉コレステロールのLDLを減らす働きがあります。

 

おまけ:カフェインの豆知識

カフェインは、植物の葉や幹に存在する苦み成分であり、お茶やコーヒーの香りのもとです。

焙煎によってもほとんど変化を受けずに、その苦みは残ります。

カフェインの多い食品というと、一般的にはコーヒーが挙げられますが、実際には緑茶の方が多く含んでいます。

緑茶のカフェイン含量は、3~4%で、次いで紅茶が2~3%、コーヒーは1%程度です。

 

まとめ

風邪のときにコーヒーを飲むと、以下のような効果が期待できます。

  1. 鎮痛
  2. 消化吸収を助ける
  3. 利尿作用
  4. 覚醒作用
  5. 気管支拡張

 

ただし、摂り過ぎると、貧血、胃痛、睡眠障害などが起こることがあるので、注意してください。

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