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「自分は人よりもよく風邪にかかるな。」と感じることはありませんか?

体質的に免疫機能が弱い人は、風邪などのウィルス感染症にかかりやすいのですが、体質や遺伝のせいにして「仕方ない」と諦める必要はありません。

今回は、風邪をひきやすい原因や、風邪をひきにくくする対策について解説します。

 

風邪をひきやすい原因

風邪をひきにくくする方法について説明する前に、まずは風邪にかかりやすい理由について理解しておきましょう。

風邪をひきやすい人は、次のような特徴があります。

  1. 免疫力が低くなる生活習慣
  2. 口呼吸
  3. 体質的に免疫機能が弱い
  4. 基本的な感染症対策を実施していない

では、順番に説明します。

 

 

免疫力が低くなる生活習慣

風邪をひきやすい人は、免疫力を低下させてしまうような生活スタイルをとっている可能性があります。

例えば、次のような生活は、免疫力を下げる要因になります。

 

  • ストレスが溜まっていると自覚している
  • 疲労が慢性化している
  • 睡眠不足
  • 栄養バランスが悪い、食べ物の好き嫌いが激しい
  • 冷たい食べ物や飲み物をよく摂る
  • 乾燥した部屋で過ごす
  • 通勤、通学で電車やバスなど人混みの中にいる機会がある
  • 運動不足気味
  • 喫煙
  • 過度な飲酒
    etc

 

まず、ストレスは免疫機能の最大の敵です。

過度なストレスは、自律神経のバランスを乱し、血行不良や体温低下、免疫力の低下をもたらします。

疲労蓄積や睡眠不足も免疫力を低める要因となります。

 

さらに、偏った食事を続けていると、腸の流れが滞り、デトックスが進まなくなるため、悪玉菌が増殖し、腸の免疫力が低下してしまいます。

 

喫煙は、血管を収縮させたり、活性酸素を増やしたりするので、免疫にとってはマイナス要素となります。

 

アルコールは適量であれば、血行がよくなり、副交感神経も適度に刺激するので、免疫力を高めることにつながります。

しかし、飲みすぎると、今度は交感神経を過度に刺激し始めます。

お酒は適度に飲むことが大切です。

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口呼吸

鼻呼吸では、鼻毛や鼻汁によって空気中の化学物質やチリ・ホコリなどの異物の侵入を防ぎ、吸い込んだ空気を浄化・加湿します。

また、鼻から喉にかけては副鼻腔があり、そこを空気が通過する間に、季節や外気温に関係なく、空気は37℃、湿度100%に保たれます。

 

一方で、口呼吸では、鼻のようなフィルターがないため、ばい菌やウィルス、有害物質やハウスダストなどが混じった汚れた空気が、喉の奥にある扁桃組織を直撃し、免疫力を弱めることになります。

というのも、扁桃組織は、細菌やウィルスなど体外から侵入した異物を消化して撃退する白血球が盛んに作られており、外敵から体を守る免疫システムの要所だからです。

よく風邪をひくと、喉の奥が赤く腫れますが、これは白血球が風邪のウィルスと闘っているためで、扁桃腺が炎症を起こしている状態です。

 

次の項目に該当する人は、口呼吸になっている可能性があるので、鼻呼吸を意識するようにしましょう。

  • 気づくと口をポカンと開けていることがある
  • 起床時に口の中がネバネバしたり、喉が乾燥している
  • 片側の歯でばかり噛む
  • うつ伏せで寝ている
  • 頬杖をつく

 

 

基本的な感染症対策を実施していない

帰宅時の手洗いやうがい、人混みでのマスク着用は、風邪やインフルなどの感染症にかからないための基本的な対策です。

体質的に免疫力の弱い人が、普段からこれらの対策を実践していないのであれば、風邪にかかりやすいのは当然と言えます。

 

体質的に免疫機能が弱い

風邪をひきやすい人とそうでない人の違いは、免疫機能の強さにあります。

漢方の世界では、一般的に、筋肉質で消化機能が強い人は病気への抵抗力が強く、筋肉が少なく消化能力の弱い人は、免疫力が低くて風邪をひきやすいとされています。

 

さて、ここまでの説明で、風邪をひきやすい人の特徴は分かっていただけたと思うので、次は風邪をひきにくくする方法について解説します。

 

風邪をひきにくくする対策

結論から言うと、風邪をひきにくくするには、免疫力の高い状態をキープしていればよいのです。

そこで、本項では免疫力を高める方法をいくつか紹介します。

  1. 体温を上げる
  2. 疲れたときは体を少し動かしてから休む
  3. できるだけ12時就寝を心がける
  4. 食べすぎず、空腹の時間をつくる

 

では、各方法について順番に説明します。

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体温を上げる

まず、体温が低下すると白血球の働きが弱まります。

体温が1℃低下すると免疫機能は約30%も減衰すると言われており、病気になりやすい体をつくってしまいます。

反対に体温が1℃上がると、免疫機能は5~6倍も上昇します。

 

そもそも、医学大辞典には日本人の平均体温は36.89±0.34℃と記されており、平熱は少なくとも36.5℃はなくてはならないと言われています。

36.5℃以上の体温を維持することが、健康体で免疫力も旺盛な状態をキープすることにつながります。

 

体を温め、体温を上げるには、次のような方法があります。

  • 陽性食品をとる
  • 排泄作用のある食べ物をとる
  • 入浴では湯船につかる
  • 下半身の筋肉を鍛える
    etc

 

まず、体を温める作用のある陽性食品を多めにとるように心がけましょう。

にんじん、しょうが、納豆、みそ、ごぼう、山芋、黒ゴマ、紅茶、明太子などはいずれも陽性食品です。

基本的に、陽性食品には、色が濃いもの、水分が少ないもの、寒い地方でとれるものといった特徴があります。

反対に、水分が多く、色が薄いもの、例えばみかん、バナナ、牛乳、葉野菜、食パン、バターなどは体を冷やす陰性食品なので、とりすぎに注意しましょう。

 

続いて、発汗・利尿・排便効果を促す食品をとることで、体内の過剰水分や老廃物を外に排出させ、体温を上げることにつながります。

例えば、生姜紅茶、ニンジン・リンゴジュース、しじみ、イカ・エビ・タコ、青魚、レバー、ほうれん草、ニラ、にんにく、きのこ類、黒豆などが該当します。

 

次に、体温を上げるには入浴法にも注意が必要です。

湯船にしっかりとつかることで、次のような効果を得られます。

  • 温熱効果で血行がよくなり、排泄が促される
  • 体に水圧がかかることで、血液やリンパの流れがよくなり、全身の代謝が高まる
  • 白血球の働きが高まり免疫機能が上がる
  • 脳からβエンドルフィンが分泌され、心身ともにリラックスする

 

最後に、簡単なエクササイズやウォーキングなどにより下半身の筋肉を鍛えると、血流がよくなり、同時に冷えも解消されます。

また、下半身の筋肉をよく動かすと、体温が上がって消化器官の働きも高まり、摂取した栄養素の利用効率も高まります。

 

疲れたときは体を少し動かしてから休む

前述した通り、慢性的な疲労は免疫機能の低下を招きます。

そこで、疲労を早く回復させる方法として効果的なのが、疲れたときに少しだけ筋肉を使ってから休むという方法です。

例えば、疲れて帰宅したときに、20回だけスクワットをするなど、簡単な筋トレをしてから入浴し、睡眠をとるようにするのです。

これだけで、翌日の疲れの回復度合いがずいぶん違います。

 

そもそも、疲労は、心身に負担がかかり、自律神経のうちの交感神経の働きが優位になり、血管が収縮し、血流も悪くなっている状態です。

また、乳酸をはじめとする種々の老廃物が筋肉や内蔵の組織に蓄積している状態です。

この疲れがある状態で、軽いウォーキングやスクワットなどの運動をしたり、入浴したりすると、血行がよくなり、疲労物質の回収、酸素や栄養素の細胞や組織への供給もスムーズになり、疲労回復が早まるというわけです。

さらに、運動することで体温が上がると、疲労により低下傾向にあった免疫機能も回復します。

 

あまりに疲れがひどくて、平日に体を動かす気になれないという人は、休日に軽い運動や筋トレを行うことで、月曜日に疲れを持ち越さずに済みます。

反対に、休日などに疲れているからといって、二度寝したり、自宅でゴロゴロ横になって過ごすと、疲労の回復を遅らせることになります。

 

できるだけ12時就寝を心がける

夜更かしが健康によくないのは周知の事実です。

体のメカニズムを考慮すると、夜12時に寝るのが理想的です。

というのも、夜12時から2時までの時間帯は、免疫細胞であるリンパ球の働きが最も旺盛になるからです。

 

また、成長ホルモンが大量に分泌され、日中に損傷した細胞を修復してくれます。

よって、睡眠は、睡眠時間よりも就寝時間が大事なのです。

 

食べすぎず、空腹の時間をつくる

 

昔から腹八分目は医者知らずと言われるように、食べすぎないことは健康を維持するうえで非常に重要です。

また、心身を快調に保つには、空腹の時間を意識することも大切です。

というのも、空腹時は体の免疫力が上がるからです。

お腹が空いて、血液中の栄養状態が悪くなると、血中の白血球も栄養をとれなくなり、周囲のばい菌や悪性細胞などの有害物質を食べて回るようになります。

 

よく小さな子供が病気にかかると、食欲がなくなりますが、これは食べないことで白血球を空腹にして、有害物質を食べさせて治癒させようとするメカニズムによるものです。

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参考書籍

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