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最近、氷が食べたくて食べたくて仕方ないと感じることはありませんか?

 

口寂しくなると、ついつい冷凍庫の氷に手が伸びたり、氷が食べられないとイライラしたり、わざわざコンビニまで氷を買いに行ったりと、明らかに異常な量の氷を食べていたら、病気の疑いがあります。

氷を食べたくなる病気としては、氷食症という病名がよく知られており、あなたもどこかで聞いたことがあるかもしれませんね。

氷食症は、鉄分の不足による鉄欠乏性貧血が主な原因とされており、栄養バランスの悪い食生活を続けていると、ミネラルが不足し、鉄欠乏性貧血を発症することがあります。

 

また、「氷を異常に食べる」という症状は、が元凶となっている可能性も疑われるので、中高年の男性たちは特に注意が必要な症状と言えます。

 

今回は、無性に氷が食べたくなる原因についてまとめておきます。

氷を大量に食べてしまう理由と治し方

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氷をバリバリと食べるのは、次の原因が考えられます。

  1. 氷食症
  2. 異食症
  3. 間違ったダイエット
  4. 妊娠中の鉄欠乏
  5. 子宮筋腫

では、順番に説明します。

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氷食症

氷を異常に食べるのは、氷食症という病気の可能性があります。

氷食症は、季節を問わず、氷が無性に食べたくなる病気であり、口寂しくなったら氷に手が伸びている人は要注意です。

この病気にかかっているかどうかの判断基準としては、1日に製氷皿の氷を1皿以上食べるかどうかが目安となります。

 

原因

氷食症は、鉄欠乏性貧血やストレスが原因であるとされていますが、詳しいことは分かっていません。

ほとんどは、鉄欠乏性貧血が原因となっていることが多いのですが、鉄分が不足すると氷を食べたくなる理由は解明されていません。

自分が鉄欠乏性貧血かどうかは、病院で血液検査を受けるとすぐに分かります。

 

症状

氷食症にかかると、次のような症状が現れます。

  • 季節に関係なく、氷が食べたくなる
  • 全身の倦怠感
  • 動悸
  • 息切れ
  • 食欲不振
  • 疲れやすい
  • めまい
  • 顔色が悪い
  • 微熱
  • 足がしびれる
  • 口内炎、舌炎など
    etc

主には、氷食症の原因となっている鉄欠乏性貧血と同じ症状が見られます。

 

鉄は、全身に3~4g存在しているミネラルです。

全身の鉄分のうち、約7割は赤血球の成分であるヘモグロビンや筋肉中に存在するミオグロビンというタンパク質の構成成分であり、機能鉄と呼ばれています。

残りの3割は肝臓や骨髄、脾臓、筋肉に蓄えられており、貯蔵鉄と呼ばれています。

貯蔵鉄は、機能鉄が不足すると、血液中に放出されて利用されますが、機能鉄も貯蔵鉄も使い切ってしまうと、鉄欠乏性貧血となります。

 

ここで、機能鉄は肺から取り込んだ酸素を全身の細胞や組織に運ぶという、非常に重要な役割を担っています。

機能鉄が不足する、つまりは酸素を全身に運ぶことができず、酸素不足に陥ると、細胞は様々な代謝がスムーズに行うことができないため、疲労が起こったり、免疫力が低下したりします。

 

 

治療法

鉄欠乏性貧血が原因の場合は、鉄剤を注射したり、鉄補給剤が処方されるので、指定された期間服用すれば、改善されます。

鉄補給剤には、フェロミア(サンノーバ=エーザイ)、フェルム(日医工)、フェロ・グラデュメット(マイランEPD)などがあります。

 

多くの場合は、鉄補給剤を1ヶ月ほど服用することで貧血が改善され、氷食症も治ります。

しかし、再発を防ぐためには3ヶ月ほど飲み続ける必要があるとも言われています。

こちらは、医師の指示に従ってください。

 

予防法

氷食症の主な原因は、鉄欠乏性貧血なので、普段から栄養バランスのよい食事をとることが大切です。

鉄分は食事やサプリなどからも摂取できます。

以下は、鉄分を多く含む食品です。

ひじき、豚レバー、いりごま、鶏レバー、アサリ、小松菜、ほうれん草、カツオ

レバー類、魚介類、大豆製品、青菜などに豊富に含まれています。

 

ここで、鉄は体に吸収されにくい栄養素ですが、動物性食品に含まれるヘム鉄は、植物性食品に含まれる非ヘム鉄よりも吸収率が高いという特徴があります。

ただし、植物性食品の非ヘム鉄は、ビタミンCと一緒にとると吸収率を高めることができます。

そのため、料理にはレモンや柑橘類などをうまく利用しましょう。

 

また、食物繊維、ポリフェノール、カルシウムには、鉄を吸着する性質があり、これらの成分を過度にとると、鉄の吸収が阻害されてしまうので注意が必要です。

 

異食症

氷食症は異食症の一種であり、異食症とは、栄養のないもの、口にしてはいけないものを食べたくなる病気です。

具体的には、土、砂、髪の毛、紙、チョーク、鉛筆、金属片などが挙げられます。

原因

異食症は、鉄や亜鉛などの栄養素の欠乏、統合失調症、ストレスなどが原因とされています。

症状

異食症では、本来食べてはいけないものを口にしてしまうため、胃炎、胃潰瘍、腸閉塞、寄生虫感染、鉛中毒などの症状を引き起こす恐れがあります。

治療法

異食症では、心理療法や薬物療法により治療が行われます。

 

間違ったダイエット

極端な食事制限などの間違ったダイエットを行うと、鉄が不足しやすくなり、鉄欠乏性貧血につながります。

ダイエットしている方は、鉄分の供給源となる肉類をきちんと食べましょう。

 

妊娠中の鉄欠乏

女性は、月経で血液を失うため、鉄欠乏性貧血になりやすく、思春期から成熟期の女性の5~10%は鉄欠乏性貧血だとされています。

そして、妊娠時は、胎児や胎盤で鉄分が使われるため、必要量が増えて、貧血になりやすくなります。

先に紹介した鉄分を含む食べ物を摂取し、鉄欠乏状態にならないよう注意してください。

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子宮筋腫

子宮筋腫のある女性は、月経血の量が増えるので、貧血になりやすくなります。

 

子宮筋腫は、子宮筋にできる良性の腫瘍であり、卵巣ホルモンの作用が原因ではないかと考えられています。

 

大きなしこりは、おなかの上からでもわかり、一般的には貧血、動悸、めまい、息切れ、便秘、下腹部痛、頻尿などの症状が現れます。

子宮筋腫の治療の基本は手術をすることですが、筋腫が小さくて日常生活に支障がない場合は手術をしないこともあります。

その場合は、子宮癌の定期検査を行ないながら、経過を見ます。

 

胃癌、大腸癌、子宮癌、膀胱癌など出血をともなう癌は、失血性の鉄欠乏性貧血になります。

そのため、氷を無性に食べたいという症状が現れることがあります。

この場合は、ただの貧血だと考えて、食事、サプリ、鉄剤などで、鉄分を摂取しても症状は改善しません。

 

40代以上の中年の方で、無性に氷を食べたくなる症状が現れた場合は、癌の可能性も考えられるので、自己判断せずに病院にかかりましょう。

ちなみに、各種癌の症状についても紹介するので、思い当たる症状がないかチェックしてみてください。

 

胃癌

初期は自覚症状がありませんが、進行すると、腹痛、胸やけ、吐き気、嘔吐、胃のもたれ、食欲不振などが見られます。

 

大腸癌

大腸癌では、腹痛、腹部違和感、貧血、血便、便が細くなる、残便感、便秘と下痢の繰り返しなど現れます。

 

子宮癌

子宮癌には、子宮頸癌と子宮体癌があります。

子宮頸癌では、初期は自覚症状がなく、進行するにつれて、月経不順、性交後の出血、性器からの出血、下腹部痛、発熱、排尿困難、排便困難が起こります。

全身に転移すると、貧血、食欲不振、体重減少などが見られます。

 

子宮体癌では、血や膿が混じったおりもの、貧血、下腹部痛などが現れます。

こちらも、全身に転移すると、貧血、食欲不振、体重減少が起こります。

 

膀胱癌

膀胱癌は、40歳以上の男性が多く発症します。

自覚症状はほとんどなく、血尿が見られますが、自然に止まるため、病気が治ったと勘違いしてしまうことが多いです。

しかし、癌は進行しており、排尿痛、頻尿などの症状が起こります。

 

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