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「食事中に大きく口を開けた際に、ピキッ!」

「笑ったはずみに、ピキッ!」

唇の端が切れると、口を開けるたびに痛いものです。

 

また、冬になるといつも唇の真ん中がひび割れて困っているという方もいるでしょう。

唇が切れたり、ひび割れが起こるのは、乾燥や栄養不足などが原因であることが多いようです。

また、胃腸機能の低下によって、栄養の吸収が悪くなることでも起こります。

 

さらに、一時的な要因だけでなく、慢性的なビタミン欠乏や貧血、糖尿病などを患っている人にも唇の皮膚トラブルは起こりやすくなります。

今回は、唇の真ん中や端、内側が切れる原因について解説します。

 

唇が切れる原因

唇が切れるのは、次のような原因が考えられます。

  1. 乾燥
  2. 日焼け
  3. ビタミンやミネラルの不足
  4. 胃腸機能の低下
  5. 口角炎
  6. 化粧品やリップクリームなどによる肌トラブル

では、順番に説明します。

 

乾燥

空気が乾燥する冬になると、唇のひび割れが起こりやすくなりますが、これには2つの理由があります。

 

まず、唇の皮膚は角質層が薄くて水分を維持しにくいです。

そして、唇には汗腺や皮脂腺がないので、汗や皮脂からなる皮脂膜を作りにくいので、皮膚のバリア機能も弱くなってしまいます。

よって、唇は外界からのちょっとした刺激により、乾燥したり、荒れたり、傷ついたりと刺激を受けやすいのです。

 

日焼け

前述の通り、唇は他の部位に比べて敏感なので、紫外線のダメージを受けやすいです。

手足や首、顔などの日焼けには日焼け止めクリームを塗って対策しているという方も、唇の紫外線対策はおろそかになりがちです。

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ビタミンやミネラルの不足

偏食などによりビタミンやミネラルが不足すると、唇に皮膚トラブルが起きやすくなります。

 

ビタミンは、体の機能を調整したり維持したりするのに欠かせない栄養素であり、3大栄養素と呼ばれる糖質や脂質、タンパク質の代謝をサポートしています。

ビタミンは一部を除くと体内では合成できないため、食べ物から摂取する必要があります。

不足すると体の機能を維持できなくなり、様々な変調が現れます。

 

特に、ビタミンの中でも、ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康を維持する役割があるので、不足すると口内炎、口角炎、皮膚炎などが起こりやすくなります。

他にも、湿疹、貧血、目の充血、眼精疲労、胸焼け、消化不良、不眠、むくみ、めまい、活力低下などの要因となります。

ビタミンB2は、うなぎ、さけ、すじこ、レバー、豚肉、卵黄、牛乳、のり、干ししいたけ、わらび、納豆、ブリ、サンマなどに多く含まれているので、不足しないよう食事で補ってください。

 

次に、ミネラルは体を構成する成分であり、例えばカルシウムとリンは歯の主成分であり、鉄は血液の構成成分です。

ミネラルは体内の様々な生理作用を調節する働きもあります。

さらに、ミネラルは体内ではビタミンとお互いに協力して働いているので、過剰や不足など摂取量に偏りがあると、お互いの働きが低下し、体に不調が起こります。

 

唇に起こる皮膚トラブルの原因としては、亜鉛が挙げられます。

亜鉛が不足するとタンパク質合成がうまくいかず、細胞分裂が正常に行えなくなってしまいます。

その結果、皮膚炎や皮膚の傷が治りにくい、肌荒れなどの症状が起こります。

 

ミネラルも体内では合成できないので、食品から摂取する必要があります。

亜鉛は、カキ、かに、たこ、いか、にしん、いわし、はまぐり、うなぎ、牛肉、羊肉、卵黄、レバー、ごま、ナッツ類などに多く含まれています。

 

 

胃腸機能の低下

胃腸の働きが低下すると、栄養を吸収したり蓄えたりする働きが弱くなります。

そのため、栄養不良になり、唇の両端が切れたり、ひび割れが起きたりします。

 

口角炎

ただれ、ひび割れ、ときにかさぶたが口角だけにできる状態を口角びらん(口角炎)といいます。

両側にできることも、片側だけのこともあります。

 

原因

幼児の場合は、口角に付着したよだれや食べ物の残りかすなどに細菌が感染して起こることが多いです。

ときに真菌の一種のカンジダが感染することもあります。

 

大人の場合は、糖尿病、貧血、ビタミン欠乏症などの病気があって、感染に対する抵抗力が落ちているときに細菌やカンジダ菌が感染して起こることがあります。

抗菌剤や副腎皮質ホルモン剤の長期使用が原因のこともあります。

高齢者は、このような原因がなくても、口腔内の汚れからカンジダ菌が感染して起こることがあります。

 

治療

原因菌の種類を調べる培養検査や、採取した組織を顕微鏡で見る検査で、菌体を確認して診断します。

ただれの起きている部位を清潔にして、唾液に触れないようにすれば治ることが多いとされています。

重症の場合は、抗菌薬や抗真菌薬を塗布し、全身的な病気がある場合はその治療に専念します。

 

 

 

化粧品やリップクリームなどによる肌トラブル

口紅やリップクリームに含まれる添加物が原因で皮膚炎や乾燥、皮むけ、かぶれ、粉ふきなどの肌トラブルが起こることもあります。

これらの商品の使用を中止して症状が改善するのであれば、化粧品やリップクリームが肌に合わなかった可能性が考えられます。

 

さて、ここまでの説明で唇の真ん中や端が切れる原因についてはご理解いただけたと思うので、次は唇が切れる場合の治し方について説明します。

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対処法

ここでは、唇が切れる症状の治し方について解説します。

 

まず、乾燥や日焼けなどが原因となっている場合は、リップクリームがおすすめです。

日中はリップクリームでこまめに潤いを供給し、唇の乾燥を防ぎましょう。

最近では、UVカット機能がついたリップクリームも販売されているので、紫外線が強くなる夏場に外出する際にはUVカットリップクリームを塗るようにします。

 

 

ちなみに、唇が乾燥するからといって、唇をなめるのは逆効果になります。

一時的に潤いを与えますが、その後の乾燥をより悪化させる可能性があります。

患部ができるだけ唾液に触れないようにしましょう。

 

次に、口角炎や口唇炎に対しては、メンソレータムなどのメディカルリップクリームが効果的です。

メンソレータムは唇の傷の修復をサポートしたり、皮膚の新陳代謝を促すので、効率よく症状を改善することができます。

 

 

 

ビタミンやミネラルの不足については、最近食事が偏っているなど自分で思い当たるところがあると思うので、バランスのよい食事を心がけたり、難しい場合はサプリメントを利用して、自分に不足している栄養素を補うようにするしかありません。

胃腸の調子が悪い場合は、病気の可能性も考えられるので、近くの医療機関を早めに受診してください。

 

まとめ

唇が切れたり、ひび割れたりするのは、乾燥や日焼け、化粧品などによる肌トラブルなど外界からの刺激に加え、栄養不足や胃腸機能の低下など内的な要因が影響していることも考えられます。

特に、口角炎は糖尿病や貧血などが原因で起こることがあるので、なかなか治らない場合や、再発を繰り返す場合は、皮膚科に相談してみてください。

 

ちなみに、私も20代の社会人になりたての頃、よく唇が割れたり、口角が切れたりして悩んでいた時期があったのですが、私の場合は偏食が原因でした。

大学時代までは学食を利用したり、自炊したりして栄養面には気を使っていたのですが、入社してから忙しくなったことで、コンビニやスーパーの弁当に頼ることが多くなり、栄養が偏ってしまっていたようです。

というのも、サプリでビタミンやミネラルを補うようにしたら、すぐに症状が改善したからです。

 

そのため、独身サラリーマンのように偏食になりがちな方で、唇がよく割れたり、口内炎が頻繁にできるという方は、ビタミンやミネラル不足の可能性があります。

いきなり自炊したり、野菜やフルーツを食べるのも難しいと思うので、まずはサプリなどを使って効率よく必要な栄養素を補うことから始めてみてはいかがでしょうか。

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参考にした書籍

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