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抗血栓剤・リクシアナの副作用、効果、薬価などについてまとめておきます。

リクシアナの副作用

リクシアナには、以下のような副作用があります。

貧血、血小板数増加、血尿、皮下出血、創傷出血、鼻出血、発疹など

 

リクシアナの添付文書によると、上記の副作用の発現率について、以下のように記載されています。

〈非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制〉

主な副作用は、鼻出血434例(6.2%)、血尿247例(3.5%)、挫傷149例(2.1%)等であった。

〈静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制〉

主な副作用は、鼻出血134例(3.3%)、月経過多85例(2.1%)、肝酵素上昇82例(2.0%)等であった。

〈下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制〉

主な副作用は、出血(尿中血陽性35例、皮下出血35例、創傷出血20例等)120例(16.8%)、γ-GTP上昇71例(9.9%)、ALT(GPT)上昇

46例(6.4%)等であった。

出典:https://www.medicallibrary-dsc.info/di/lixiana_tablets_30mg/pdf/pi_lix_1604_05.pdf

 

よって、副作用としては、鼻出血などの出血が起こりやすいことがわかります。

 

リクシアナの重大な副作用

リクシアナには、次のような重大な副作用が起こることがあります。

出血(消化管出血、頭蓋内出血、眼内出血、創傷出血、後腹膜出血)、肝機能障害、黄疸

 

リクシアナの働き

FXa阻害薬と呼ばれる抗血栓剤で、国内初の飲み薬です。

血液を固めるトロンビンという酵素が作られる過程に関わる血液凝固第X因子(FXa)を阻害することで、血液を固まりにくくして、血栓ができるのを防ぎます。

 

リクシアナの効果・効能

リクシアナには、以下のような目的で処方されます。

・非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制‌

・静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制‌

・下記の下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制‌‌

膝関節全置換術、股関節全置換術、股関節骨折手術

出典:https://www.medicallibrary-dsc.info/di/lixiana_tablets_30mg/pdf/pi_lix_1604_05.pdf

 

リクシアナの効果発現時間と持続時間

ここでは、リクシアナの効き目が現れるまでの時間と効果の持続時間について説明します。

 

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出典:https://www.medicallibrary-dsc.info/di/lixiana_tablets_30mg/pdf/pi_lix_1604_05.pdf

上の図は、リクシアナの添付文書から一部抜粋したものです。

ここで、赤枠で囲んだ箇所は、リクシアナの成分であるエドキサバンの血中濃度が最大に到達するまでの時間(Tmax)を示しています。

このTmaxが、効き目が現れるまでの時間の目安となります。

つまり、添付文書によると、リクシアナを投与してから、効果が発現するまでの時間は、おおよそ1時間となります。

 

続いて、青枠で囲んだ箇所は、エドキサバンの血中濃度が最大に達してから、血中濃度が半分になるまでの時間(半減期)を表しています。

半減期は、薬の効果が持続する時間の目安となります。

よって、リクシアナの効果持続時間は、おおよそ4.9時間となります。

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使用上の注意

リクシアナを使用する際の注意点についてまとめておきます。

使用してはいけない人

以下に該当する人は、リクシアナを使用できません。

  • リクシアナの成分で過去にアレルギー反応を起こしたことがある人
  • 出血している人
  • 高度の腎機能障害のある人
  • 急性細菌性心内膜炎のある人

 

使用に注意が必要な人

以下に該当する人は、リクシアナの使用に際して注意が必要です。

  • 出血する可能性が高い人
  • 高度の肝機能障害のある人
  • 腎機能障害のある人
  • 高齢者
  • 体重40kg未満の人

 

服用方法

<静脈血栓塞栓症の治療および再発抑制>

体重60kg以下の場合は30mg、体重60kg超の場合は60mgを1日1回服用します。

 

<膝関節全置換術、股関節全置換術、股関節骨折手術を受けた患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制>

1日1回30mgを服用します。

 

併用してはいけない薬

リクシアナは、以下の薬と併用してはいけません。

  • HIVプロテアーゼ阻害薬(リトナビル、ロピナビル、リトナビル配合剤、アタザナビル硫酸塩、インジナビル硫酸塩エタノール付加物、サキナビルメシル酸塩、ダルナビルエタノール付加物、ホスアンプレナビルカルシウム水和物、ネルフィナビルメシル酸塩)、
  • コビシスタットを含有する製剤
  • アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール、ボリコナゾール、ミコナゾール)の内服薬および注射薬

これらの薬と併用すると、リクシアナの血中濃度が上昇し、抗凝固作用が増強されることで、出血の危険性が増す恐れがあります。

 

その他の注意点

本剤の服用により、出血が発現し、重篤な出血の場合は、致命的な転帰に至る恐れがあります。

使用にあたっては、出血の危険性を考慮して、慎重に判断してください。

服用後に、鼻出血、皮下出血、歯肉出血、血尿、喀血、吐血、血便など、異常の出血の徴候が見られたら、すみやかに医師に報告してください。

本剤は、術後の入院中に限って使用されます。

 

脊椎・硬膜外麻酔あるいは腰椎穿刺などとの併用により、穿刺部位に血腫が生じ、神経の圧迫による麻痺が現れる恐れがあります。

併用する場合には、神経障害の徴候および症状について十分注意し、異常が認められた場合には、直ちに処方医に連絡してください。

 

リクシアナの薬価

リクシアナの薬価は以下の通りです。

15mg 1錠 294.2円

30mg 1錠 538.4円

60mg 1錠 545.6円

 

まとめ

リクシアナは、血液凝固因子FXaを阻害することで、血液を固まりにくくして、血栓ができるのを防ぐ抗血栓剤です。

リクシアナには、以下のような副作用があります。

貧血、血小板数増加、血尿、皮下出血、創傷出血、鼻出血、発疹など

 

特に、出血が起こりやすいので、使用する際には、出血の危険性を考慮して、慎重に判断してください。

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