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最近、おならが妙に臭いと感じることはありませんか?

おならから硫黄のような臭いがしたり、便の臭いがしたり、魚の腐ったような臭いがしたりしていませんか?

 

おならが臭いのは、前日に食べたものが原因で、一時的に臭っていることもあります。

しかし、毎日おならがクサイ場合は、腸内環境の悪化や消化器の疾患も疑われます。

 

そこで今回は、おならが臭い原因と、無臭にする方法について解説します。

 

硫黄のような臭いがしてクサイ原因

おならから卵の腐ったような臭いがするのは、以下の理由が考えられます。

  1. 食べたものの臭い
  2. 悪玉菌増殖による腐敗臭
  3. 咀嚼不足
  4. ストレス
  5. 病気

では、各要因について順番に説明します。

 

食べたものの臭い

硫黄を多く含む食べ物を摂ると、一時的におならが硫黄臭くなることがあります。

例えば、餃子のように硫黄が豊富に含まれている食材で構成されている食べ物は、硫黄臭のオナラの原因となります。

 

<硫黄が多い食材>にんにく、ニラ、玉ねぎ、大根、らっきょう、わさび、あさつき、キャベツ、ブロッコリー、牛肉、羊肉、牛乳など

 

これらの食材を含む料理の食べ過ぎには注意しましょう。

 

ただし、おならの硫黄臭が気になるからといって、硫黄を含む食材を全く摂らないのは、健康によくありません。

硫黄は、タンパク質を構成するミネラルであり、魚介類、肉類、卵、乳製品、大豆などタンパク質が豊富な食品に多く含まれています。

硫黄は、軟骨、骨、皮膚、爪、髪などに多く分布しており、それらの健康を保つために欠かせません。

不足すると、皮膚のトラブルが発生しやすくなるほか、脱毛、爪が弱くなる、解毒作用が低下するなどの可能性があります。

 

悪玉菌増殖による腐敗臭

腸内の悪玉菌は、食べたものを腐敗させ、クサイおならの原因となる腐敗ガスを発生させます。

悪玉菌には、大腸菌、ウェルシュ菌、クロストリジウム、ブドウ球菌、緑膿菌などの種類があります。

 

そして、これらの悪玉菌が発生させるガスには、以下のようなものがあります。

  • 硫化水素(硫黄臭、腐った卵の臭い)
  • スカトール(魚の腐った臭い)
  • インドール(魚の腐った臭い)
  • アンモニア(尿の臭い)
  • アミン(魚の腐った臭い)
  • メチルカプタン(腐った玉ねぎの臭い)
  • メタン(無臭)
    etc

 

悪玉菌は、タンパク質や脂質を分解、発酵させ、腐敗物にすることで、上記のようなガスを作ります。

よって、悪玉菌が増殖すると、おならの臭いがキツくなります。

 

また、悪玉菌が発生させる悪臭ガスは、血圧を変動させる、炎症を起こす、発がん性の物質になるなど、人体にとって有害なものです。

 

ちなみに、腸の汚れは、40歳を過ぎたころから一段と進みやすくなると言われています。

子供の頃に、父のおならの臭いや、父がトイレに入った後の便臭が強烈にクサかった記憶はありませんか?

もしかしたら、これは腸内環境が悪化していたことが原因かもしれませんね。

 

 

咀嚼不足

悪玉菌は、腸内で未消化の内容物を分解し、臭いのもととなる有害物質を作りだします。

食べ物をよく噛まずに飲み込んでしまうと、十分に消化されず、食べたものが腸で腐敗する原因となります。

 

ストレス

胃へ送られた食べ物は、強力な酵素ペプシンによって消化されますが、ストレスを感じると、ペプシンがうまく分泌されないようになります。

また、ストレスは小腸の働きにもブレーキをかけ、腸の蠕動運動を抑えてしまいます。

そのため、腸に入った食べ物がうまく流れていかずに、腸内に停滞し、食べ物の腐敗が進むことで、ますますおならや便が臭くなります。

 

なお、ストレスの多い現代人がかかりやすい病気として、過敏性腸症候群が挙げられます。

 

胃腸は精神的な影響を受けやすい臓器なので、悩みやトラブルなどの精神的なストレスによって、自律神経系統が乱れ、腸の運動や分泌機能が過敏になって便秘や下痢といった便通異常を起こすのがこの病気です。

大腸だけでなく、胃や小腸にも以上が見られるため、過敏性大腸炎という病名より、過敏性腸症候群という言葉が適切です。

 

便秘や下痢のほかに、腹痛、腹部不快感、腹鳴などが起こります。

また、頭痛、めまい、動悸、肩こり、不眠など自立神経失調の症状も現れます。

 

過敏性腸症候群はストレスが原因であり、おならが臭いことを気にすれば、気にするほどストレスが溜まり、症状が現れやすくなります。

 

例えば、満員電車の中、会議中、試験中、授業中など、ここでは出て欲しくないというときに限って、おならが出てしまうことがあります。

そして、そのときの周りの人の鼻をすする仕草や、眉間にシワを寄せるなどの反応を見て、余計におならのことが気になり、次に同じような場面に遭遇したときに、不安や緊張が高まり、また放屁してしまうという悪循環に陥ります。

過敏性腸症候群が疑われる場合は、まずは消化器内科や心療内科を受診してみてください。

 

病気

胃腸に潰瘍や炎症が起きているときは、オナラが臭くなると言われています。

これは、腸が出血することで、血の臭いが腸内に充満し、それがおならに混ざることで悪臭が発生するためです。

また、大腸癌では、壊死した細胞が腐ることで、強い悪臭が発生するため、オナラが臭くなります。

つまり、オナラが臭いのは、病気のサインであるとも考えられます。

下血が起きたり、腹痛が続く場合は、早めに医療機関を受診した方がよいです。

 

次に、おならの臭いを解消する方法について説明します。

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おならの臭いを無臭にする方法

前述した通り、おならが硫黄臭くなるのは、主に悪玉菌の増殖によるところが大きいです。

そのため、腸内環境を改善することが、おならの臭い予防に最も効果的です。

腸によい生活習慣にすることで、腸内環境は、数日で大きく変わり、2週間ほどで劇的に改善すると言われています。

 

ここでは、悪玉菌を減らして、腸内環境をよくする方法について、可能な限り紹介します。

  1. 肉や脂の摂り過ぎを防ぐ
  2. 発酵食品をとる
  3. ヨーグルトを食べる
  4. 食物繊維を摂取する
  5. オリゴ糖をとる
  6. めかぶやモズクをとる
  7. ビタミンCをとる
  8. 消化不良を防ぐ
  9. 自律神経を整える
  10. 腹部の筋肉をつける

では、各方法について順番に説明します。

 

肉や脂の摂り過ぎを防ぐ

タンパク質や脂肪は、悪玉菌の餌となり、腐敗ガス発生の原因となるので、肉料理やスナック菓子などの食べ過ぎには注意しましょう。

食物繊維は、脂肪の排出を促すので、焼肉などで肉をたくさん食べるときは、必ず野菜も一緒にとるようにしましょう。

 

発酵食品をとる

発酵食品は、腸内環境をよくする働きがあります。

例えば、納豆に含まれる納豆菌は、腸で善玉菌を増殖させるほか、納豆菌そのものが善玉菌として働きます。

また、抗菌性があり、病原菌を撃退するので、腸の免疫力UPにも有効です。

納豆は食べる前によくかき混ぜるてください。

それにより、納豆菌がよく働くようになります。

 

なお、発酵食品には、納豆のほかにも、味噌、漬け物、キムチなどがあります。

発酵食品は塩分が多いものが多いので、摂り過ぎには注意しましょう。

 

ヨーグルトを食べる

ヨーグルトは、腸内環境を整える代表的な食品であり、善玉菌を効果的に増やしてくれます。

ヨーグルトには、ビフィズス菌やブルガリア菌など乳酸菌(善玉菌)が豊富に含まれています。

また、乳酸菌は腸内を酸性にして悪玉菌の活動を抑制させ、善玉菌が活動しやすい環境をつくります。

乳酸菌は死んでも善玉菌の餌となるので、善玉菌を増やすのに貢献してくれます。

 

ただし、乳酸菌は数日で死んでしまうので、ヨーグルトは毎日食べるのがベストであり、最低でも3日おきくらいには食べた方がよいとされています。

また、ヨーグルトを食べるときは、乳酸菌を増やす効果のあるオリゴ糖と食べると、より効率的です。

オリゴ糖は、大豆、ごぼう、アスパラガス、玉ねぎ、はちみつなどに多く含まれているので、ヨーグルトにはちみつをかけて食べるのがよいでしょう。

 

また、ビフィズス菌は、胃で分泌されるペプシンによってほとんど殺されてしまうので、胃酸の働きが落ち着いた食後に食べた方が効果的です。

 

なお、ヨーグルトのカロリーが気になる人、乳製品・発酵食品が苦手な人は、乳酸菌サプリにより、善玉菌を増やす方法もあります。

サプリなら、塩分やカロリーがほとんどないので、肥満、糖尿病、高血圧などが心配な人でも飲めます。

 

食物繊維を摂取する

まず、乳酸菌などの善玉菌は、食物繊維を分解して増殖するため、食物繊維は善玉菌の餌となります。

よって、食物繊維をとることは、腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を改善することに繋がります。

食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。

 

不溶性食物繊維は、大腸で水分を吸収して便のかさを増やします。

さらに、腸壁を刺激して蠕動運動を促すので、スムーズな排便が促されます。

便が早く排泄されるので、腸内が発がん物質などの有害物質にさらされる時間を短くする効果があります。

 

水溶性食物繊維は、粘度が高く、一緒に食べたものと混ざり合い、ゲル状になります。

さらに、有害物質や余分なコレステロール、コレステロールの原料になる胆汁酸を吸着して、排泄を促します。

 

なお、食物繊維は摂りすぎると、下痢を起こすことがあります。

また、ミネラルの吸収が妨げられ、ミネラル不足の症状が現れます。

そのため、摂り過ぎには注意してください。

通常の食事であれば、過剰症の心配はありません。

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オリゴ糖をとる

オリゴ糖には以下のように様々な種類のものがあります。

  • イソマルトオリゴ糖 :防腐作用
  • ガラクトオリゴ糖 :タンパク質の消化吸収サポート
  • キシロオリゴ糖 :整腸作用
  • 大豆オリゴ糖 :老化予防、便秘解消
  • フラクトオリゴ糖 :ミネラル吸収促進、動脈硬化予防

 

この中でも、フラクトオリゴ糖は、消化酵素で分解されないため、小腸で消化吸収されずに、大腸まで到達します。

そして、大腸に届くと、ビフィズス菌などの善玉菌の栄養源となります。

また、このときに有機酸がつくられ、腸内の環境が発がん物質をつくる悪玉菌が住みにくい酸性になります。

このため、ウェルシュ菌などの悪玉菌が減り、腸内の健康が保たれます。

 

腸の蠕動運動を刺激するため、便秘解消にも効果的です。

ただし、摂りすぎると、お腹が緩くなることがあるので注意してください。

 

めかぶやモズクをとる

めかぶやモズクのヌルヌル成分であるフコダインは、腸内でアンモニアや硫化水素などのニオイ成分を包み込んで、便として直接体外へと排泄してくれます。

そのため、めかぶやモズクは、おならや便臭の臭い予防になるのです。

 

ビタミンCをとる

先に説明したように、過敏性腸症候群の原因にはストレスがあります。

ストレスから身体を防衛するために、体内では副腎皮質からホルモンが分泌されます。

このホルモンを作るためには、ビタミンCが必要となります。

緑黄色野菜や果物を多く摂り、ビタミンCが不足しないように注意しましょう。

 

消化不良を防ぐ

前述の通り、未消化の食べ物が腸に入ると、腐敗の材料になり、おならが臭くなる原因となります。

消化不良を防ぐには、以下の点に注意してください。

  • 食べ過ぎ・飲み過ぎに注意し、腹八分目を心がける
  • 刺激物を摂り過ぎない(冷たいもの、香辛料)
  • ゆっくりよく噛んで食べる
  • 1日3食を規則正しい時間にとる
  • 食後30分は休息をとる
  • 心と体に疲れをためない

 

自律神経を整える

胃腸などの消化器は、自律神経によりコントロールされています。

自律神経のバランスが乱れると、腸の働きが悪くなり、消化不良を起こしたり、悪玉菌の増加、善玉菌の活動低下などを招きます。

自律神経を整えるには、以下の方法が有効です。

  • ストレスを溜め込まない
  • 寝る時間と起きる時間を一定に保つ
  • 過度な飲酒や喫煙を極力控える
  • ビタミンやミネラルの不足に気をつける
  • 適度に運動や筋トレなどを行う

 

 

腹部の筋肉をつける

運動不足により、腹部の筋肉が衰えると、腸の働きが鈍くなり、便を出す力が弱くなります。

すると、便が腸内にとどまる時間が長くなり、腐敗が進行して悪玉菌が増えます。

また、便から水分が吸収され、便が硬くなり、便秘を起こしたり、ガスの排出が滞る可能性もあります。

臭いガスがどんどん腸内に溜まるので、おならがいつも以上に臭くなる恐れがあるのです。

 

上記で紹介した腸にいい食品をとっているのに、便秘ぎみの人や、おならの臭いが解消されない人は、運動不足で腸の周りの筋肉や下半身の筋肉が衰えて、動きが鈍くなっていることが考えられます。

 

そのため、お腹周りの筋肉を鍛えて、腸の働きを活性化する必要があるのです。

これまで運動してこなかった人が、いきなり運動を生活に取り入れるのは難しいので、まずはストレッチや簡単なエクササイズから始めましょう。

 

<運動嫌いな人におすすめのエクササイズ>まずは手を頭の後ろに添えて、足は肩幅に開きます。

そのままゆっくり屈伸します。

これを5~10回、毎日3セット行ないます。

運動不足の人なら、最初の内はこのエクササイズで十分ですが、慣れてきたら体力に合わせて回数うを増やしていきましょう。

 

続いて、脚をもう少し広げて、四股を踏むような体勢をとります。

手は太ももの上に置き、上半身をゆっくり左右にねじります。

これも5~10回を3セット行ないましょう。

慣れてきたら、脚の幅を広げることで、運動の強度が増します。

 

これらの体操を行うと、腹筋や体の深部にある大腰筋が鍛えられます。

腹圧をかけやすくなり、腸の蠕動運動を助けるための筋力作りができるのです。

 

なお、このような運動を行うのも嫌だという人は、便座に座ったときに、両手を組んで上に引き上げ、上半身を左右に倒したり、ねじったりするのも、腸に刺激を与えて、便の排泄を促します。

 

まとめ

おならの臭いがキツイのは、腸内環境が悪化しているシグナルであり、心と体の健康がよくないことを示しています。

まずは、生活習慣を見直し、それでもおならが臭う場合は、消化器の病気の可能性もあるので、医療機関を受診した方がよいでしょう。

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