アルコール依存症の患者に対し、断酒維持を補助するレグテクト(日本新薬)という薬があります。

今回は、レグテクトの副作用、働き、使用上の注意事項などについてまとめておきます。

レグテクトの副作用

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先に結論から言うと、レグテクトには、以下のような副作用があります。

傾眠(けいみん)、下痢、腹部膨満感、嘔吐、不安、頭痛、精神運動亢進(せいしんうんどうこうしん)、便秘、悪心(おしん)、鼓腸(こちょう)、過敏性腸症候群、口内炎、浮腫(ふしゅ)など

 

ここで、意味のよく分からない症状や気になる副作用がある場合は、以下の記事にて調べてください。

次のページでは、薬の副作用について、詳細に解説しています。

薬の副作用まとめ

 

続いて、レグテクトの重大な副作用についても解説しておきます。

レグテクトの重大な副作用

レグテクトには、上記で説明したような症状の他に、以下で紹介する4つの重大な副作用が起こる可能性があります。

アナフィラキシー反応、血管浮腫、自殺念慮(じさつねんりょ)、自殺企図(じさつきと)

 

 

 

レグテクトの効果(働き)

アルコール依存症になると、中枢神経系の主な興奮性神経であるグルタミン酸作動性神経の活動が活発になり、これが強い飲酒欲求を引き起こします。

グルタミン酸は、脳の興奮に関わる物質です。

レグテクトには、アカンプロサートカルシウムという成分が含まれており、この成分を体内に吸収することで、グルタミン酸を標的とし、グルタミン酸作動性神経の活動を抑制して、飲酒欲求を鎮める効果があります。

 

単にレグテクトを服用するだけでなく、カウンセリングを受けたり、自助グループへの参加するなど、アルコール依存症の心理社会的治療と併用することで、より断酒の成功率を上げることができます。

次に、使用上の注意について説明します。

 

使用上の注意

レグテクトは、アルコール依存症の治療に対して、十分な知識と経験を持つ医師のもとで、断酒の意志のある人に使用されます。

 

使用してはいけない人

レグテクトの成分に対するアレルギー反応の前歴がある人や重い腎臓障害のある人は使用できません。

 

使用に注意が必要な人

軽度から中程度の腎臓機能障害がある人、自殺念慮や自殺企図の前歴がある人、重い肝機能障害がある人、高齢者などは、医師の指示の下、慎重に服用を検討する必要があります。

 

服用方法

レグテクトは、1回666mg(2錠)を1日3回食後に服用します

この薬は、体への吸収が食事の影響を受けやすく、有効性や安全性は食後の服用において確認されています。

空腹時に服用すると、薬の作用が強まる恐れがあるので、必ず食後に服用しましょう。

また、レグテクトは、腸溶性のためのフィルムコーティングがなされているので、噛んだり、割ったり、砕いたりせず、そのまま服用します。

 

服用期間

服用期間は、原則として24週間です。

治療において、有益性が認められた場合のみ、医師の判断のもと、服用期間を延長できますが、漫然と使用してはいけません。

 

併用してはいけない薬

レグテクトは、併用してはいけない薬はありません。

ただし、実際に併用するときは、念のため処方医に相談してください。

レグテクトの薬価

日本新薬のレグテクトは、333mg(1錠)で、薬価が51.5円です。

 

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