2016年11月5日に放送された「世界一受けたい授業」において、口内フローラを整えるパタカラ体操や口臭の予防法についてまとめておきます。

今回の授業の先生は、鶴見大学の花田信弘教授です。

口内フローラに関する基礎知識

口の中には、約700種類、100億個の細菌が存在しています。

口の中の細菌の集まりは、口内フローラと呼ばれています。

口内フローラには、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類があります。

口内フローラが乱れると、悪玉菌が増殖します。

 

また、マウスによる実験では、虫歯の原因菌となる悪玉菌が脳内に侵入すると、血管の炎症が生じ、脳出血を発症することが分かっています。

細菌は、虫歯でできた穴や歯茎の炎症部分から血管内に侵入し、全身に拡散します。(歯原性菌血症)

ここで、口から入った細菌が全身に拡散するのにかかる時間は、わずか1分30秒ほどです。

 

口内フローラと口臭の関係

口内フローラの乱れは口臭を引き起こします。

口臭がきつい人の口の中は、悪玉菌が優勢になっています。

 

口臭が臭い人は、喉の奥から白い玉のようなものが出てくることがあります。

そして、この玉を潰すと、悪臭を放ちます。

これは、悪玉菌と免疫系のリンパ球(白血球など)が闘った後にできる白血球の死骸です。

このような臭い玉が発生するのは、正しく歯磨きができていないからです。

キスで歯周病に!?

歯周病の原因の1つとして接吻が挙げられます。

というのも、歯周病菌は、大人同士の接触で移りやすいからです。

つまり、カップルのどちらかが歯周病の場合は、パートナーも歯周病を発症している恐れがあるので、二人同時に治療をした方がよいです。

 

タレント丸高愛実の歯周病検査の結果

1日3回歯磨きをしているというタレントの丸高愛実さんが、花田信弘教授の歯科外来にて、歯周病の検査を受けました。

以下は、3大歯周病菌と呼ばれる最も凶悪な歯周病菌です。

  • T.デンティコーラ:1万個以上は危険
  • T.フォーサイシア:1万個以上は危険
  • P.ジンジバリス:1万個以上は危険

 

丸高さんの検査結果は、以下の通りです。

 

  • T.デンティコーラ:2万個
  • T.フォーサイシア:17万個
  • P.ジンジバリス:20万個

 

ちなみに、P.ジンジバリスは最強の歯周病菌と言われており、歯周病だけでなく、認知症などの様々な病気に関係しているとされています。

 

口内フローラを整える方法

唾液は、口内フローラを整える働きがあります。

唾液は、悪玉菌の増殖を抑える抗菌作用があります。

さらに、唾液にはカルシウムが含まれているので、歯の表面を修復することもできます。

 

唾液の分泌を促すには、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの唾液腺を刺激することや、口と舌の筋肉も必要となります。

そこで、唾液を分泌させ、口内フローラを整える方法として、パタカラ体操と呼ばれるエクササイズが有効です。

 

パタカラ体操のやり方

まず、パと発音することで、唇の筋力が鍛えられます。

タと発音することで、舌の中央の筋力が鍛えられます。

カは、舌の奥の筋力を強化できます。

ラは、舌の先の筋力を強化できます。

 

そこで、パタカラを多く入れた文章を読むことで、口と舌の筋力を効率よく鍛えることができます。

例文

パンダの宝物は、パパ パンダからもらったラッパ

歩いて、パタパタ

鳴らして、パラパラ

高かったラッパで財布の中身は空っぽ

 

このように、パタカラを多く発音することで、唾液腺が刺激されて、唾液が出ます。

悪玉菌の増殖を抑える飲み物

緑茶は、フッ素とカテキンが含まれているので、口内フローラを整えるのに最適です。

食後に1分程度、緑茶を口に含んで、口の中でブクブクさせると効果的です。

 

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