2016年12月3日に放送された「世界一受けたい授業」において、インフルエンザの最新予防法についてまとめておきます。

今年のインフルエンザについて

まずは、今年(2016-2017シーズン)のインフルエンザの最新情報について紹介します。

 

流行状況

インフルエンザは、毎年12月から3月にかけて猛威を振るい、年間1000万人が感染すると言われています。

インフルエンザの患者数は、12月から1月にかけて急増し、1月下旬にピークに達し、その後徐々に下降していき、春先には収束へと向かいます。

今年は、すでに9月から学級閉鎖が起きており、大流行が懸念されています。

また、患者数は昨年の同時期が約5万人であったのに対し、今年は約26万人と昨年の5倍にも達しています。

 

なお、インフルエンザの最新の流行状況については、以下の記事で解説しています。

2016-2017インフルエンザ流行状況

 

ワクチン

インフルエンザワクチンの量は、昨年よりも300万本減っており、ワクチンが不足しています。

これは、ワクチン製造会社が熊本地震で被災し、製造が遅れたためです。

 

今年のインフルエンザの特徴

新ゆり内科院長の高橋央先生によると、今年は、高熱が出ないインフルエンザに注意が必要とのことです。

インフルエンザといえば、一般的に38℃以上の高熱が出ることが大きな特徴と言えます。

しかし、近年は、38℃未満の高熱が出ないインフルエンザが流行しています。

高熱が出ないインフルエンザ患者の割合は、7~15歳で22.1%、65歳以上では70%となっています。

 

そもそも、インフルエンザウィルスは熱に弱く、人間が高熱を出すことでウィルスを殺しています。

しかし、お年寄りは免疫力が低いので、高熱を出すことができず、ウィルスを殺すことができません。

そのため、肺炎などの合併症を起こすリスクが高いのです。

 

また、高熱が出ないインフルエンザの場合、患者本人がインフルエンザと自覚することが難しく、単なる風邪だと思い込み、発症した状態で学校や職場へと行き、そこでウィルスを撒き散らしてしまいます。

そのため、冬の時期は、風邪のような軽い症状の場合でも、医療機関を受診した方がよいです。

 

 

ウィルスの検査方法

現在は、インフルエンザウィルスの検査方法が進歩しています。

従来の検査キットでは、体内である程度ウィルスが増殖していないと判定ができないため、発症から12時間以上が経過している必要がありました。

しかし、現在の高感度ウィルスセンサーでは、発症後わずか3時間でも判定が可能です。

 

検査法としては、鼻の粘膜から採取した粘液と特殊な液体を混ぜて、専用のカートリッジに垂らし、ウィルスセンサーで判定します。

最短で3分半で診断結果が分かります。

この検査は、健康保険が適用されるため、1回約1000円で行えます。

 

予防接種

予防接種による免疫のピークは、ワクチンを打ってから3週間後となります。

受験生の場合、受験日の6週間前に1回目を打ち、3週間前に2回目を打つと、効果的です。

 

ここで、インフルエンザの予防接種を2回受ける理由については、以下の記事で解説しています。

インフルエンザの予防接種を2回する理由|ブースト効果で免疫力を高めよう

 

なお、インフルエンザ予防接種の料金の相場については、以下の記事をご覧ください。

インフルエンザ予防接種の料金の相場は約3000円

sponsored link

インフルエンザの予防法

ここからは、家庭でできるインフルエンザ予防法を紹介します。

  • マイタケを食べる
  • 毎日歯磨きをする
  • あいうべ体操

では、各方法について順番に説明します。

マイタケを食べる

マイタケには、βグルカンが豊富に含まれており、免疫力をアップさせる効果が期待できます。

マイタケを3ヶ月間食べた人は、食べなかった人に比べて、インフルエンザワクチンの効果(抗体陽転率)が3.5倍も高いというデータもあります。

また、マイタケにはインフルエンザウィルスの増殖を抑える効果もあります。

 

インフルエンザの予防に効果のある食べ物については、以下の記事の最後の方で紹介しています。

インフルエンザに効く食べ物・飲み物を紹介!予防にはコレがおすすめ!

 

毎日歯磨きをする

インフルエンザウィルスは、喉の気道の粘膜にくっついて増殖します。

本来、喉の粘膜はタンパク質のバリアで保護されています。

しかし、口腔の衛生状態が悪く、口の中が歯垢などの悪玉菌で汚れていると、そこから酵素が発生し、タンパク質のバリアを壊してしまいます。

 

ある老人ホームで、正しい歯磨きのやり方を指導したところ、指導しなかった場合と比較して、インフルエンザの発症率が1/10に減少したとのデータもあります。

 

インフルエンザの予防には、歯磨きだけでなく、「ぬれマスク」や「予防嚥下法」も効果的です。

これらのやり方については、以下の記事で説明しています。

インフルエンザ予防には「ぬれマスク」と「予防嚥下法」がおすすめ!

 

あいうべ体操

あいうべ体操は、口呼吸を鼻呼吸に矯正する効果があります。

口呼吸の場合、ウィルスを直接吸引したり、冷たい空気で喉の粘膜が乾燥しやすくなるため、免疫力が下がってしまいます。

一方で、鼻呼吸の場合、鼻水や鼻毛がフィルターとなり、ウィルスをある程度ブロックすることができます。

また、吸引する空気も鼻の内部で温められるため、喉を冷やしてしまうリスクも低くなります。

 

現代では、固いものを食べなくなったため、口周りの筋肉が弱くなり、普段から口を開けてしまう、口呼吸の人が増えています。

sponsored link