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「夜になると、咳が出て、ぐっすり眠れない。」

「寝ようとすると、咳が出る。」

夜間に咳が出て眠れないと、睡眠不足になったり、ストレスが溜まったり、余計に咳が悪化したりと生活に大きな支障をきたすことになります。

 

今回は、咳で夜寝れないときの対処法についてまとめておきます。

咳で夜眠れないときの対処法

夜の咳を止めるには、次の方法が有効です。

  1. 咳止めのツボ押し
  2. 背中にホッカイロを貼る
  3. 横向きで寝る
  4. マスクをして寝る
  5. 常温の水を飲む
  6. 生姜紅茶を飲む
  7. 温かいハーブティーを飲む
  8. 首を温める

では、各項目について順番に説明します。

 

咳止めのツボ押し

咳を即効で止める方法としては、ツボ押しが効果的です。

まずは、咳止めのツボについて、部位別でまとめておきます。

※参考書籍:1日3分即効ツボ押し健康法 赤根純子

 

【胸】

  • 天突(てんとつ)
  • 気舎(きしゃ)
  • 中府(ちゅうふ)
  • 膻中(だんちゅう)

【腕】

  • 侠白(きょうはく)
  • 尺沢(しゃくたく)
  • 孔最(こうさい)
  • 太淵(たいえん)

 

【背中】

  • 大椎(だいつい)
  • 風門(ふうもん)
  • 身柱(しんちゅう)
  • 肺兪(はいゆ)
  • 心兪(しんゆ)

 

次に、上記のツボの位置を確認しておきましょう。

 

【胸】

胸のツボは、一押し3秒ずつ、各20回ほど指圧します。

 

天突(てんとつ)

天突は、左右の鎖骨の間の凹んだ箇所にあります。

 

 

気舎(きしゃ)

気舎は、左右の鎖骨の内端の上にある凹んだところにあります。

天突の左右の斜め上に位置しています。

 

 

中府(ちゅうふ)

中府は、左右の鎖骨の外端から指2本分ほど下にあります。

 

 

膻中(だんちゅう)

膻中は、胸の真ん中、乳頭の高さにあります。

 

 

【背中】

背中のツボは、手が届きにくいものは、ゴルフボールなどの上に背中のツボがあたるように仰向けに寝て、体を揺するようにしてツボを刺激します。

 

大椎(だいつい)

大椎は、首を曲げたときに、最も出っ張っている骨のすぐ下の凹んだところに位置しています。

 

 

風門(ふうもん)

首を曲げたときに、最も出っ張っている骨があり、その骨から指3本分くらい下に突起の骨があります。

この突起の骨から左右の外側に指2本ほど進んだ位置に風門があります。

 

 

身柱(しんちゅう)

首を曲げたときに、最も出っ張っている骨から、下に数えて3個目の突起の下にあります。

 

 

肺兪(はいゆ)

肺兪は、身柱から親指幅の1本半ほど外側に進んだところにあり、左右対称に位置しています。

 

 

心兪(しんゆ)

首を曲げたときに最も盛り上がっている骨から、背骨の山を5つ下に数えます。

5つ目と6つ目の骨の山の凹んだ箇所から外側に指幅2本分進んだところにあります。

 

 

【腕】

手や腕のツボは、一押し3秒、左右10回ずつ指圧します。

 

侠白(きょうはく)

上腕二頭筋の外側にあり、肘の関節から指5本分ほど上がったところにあります。

 

 

尺沢(しゃくたく)

尺沢は、肘の内側にできる横じわの線上にあり、中心よりやや外側にあります。

 

 

孔最(こうさい)

孔最、尺沢から手の方向に指4本分下がったところにあります。

 

 

太淵(たいえん)

太淵は、手首にあるツボで、親指側の手首の付け根の凹んだ箇所にあります。

 

 

胸や腕にあるツボは、横になった状態でも押すことができて、即効性もあるので、夜間の咳がひどくて寝れないときは、ぜひ試してみてください。

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背中にホッカイロを貼る

咳に効く背中のツボとして、大椎(だいつい)、風門(ふうもん)、身柱(しんちゅう)、肺兪(はいゆ)、心兪(しんゆ)を紹介しました。

これらの中で、大椎以外のツボは自分一人では押しにくい位置にあります。

このような場合は、ツボがある箇所に、服の上からホッカイロを貼って温めてあげると、ツボ押しと同じような効果が期待できます。

 

ツボ押しが面倒だという方は、背中のツボをホッカイロなどで温めてください。

 

横向きで寝る

横向きで寝ると、気道が塞がりにくく、痰が気道の奥に入っていくことも少なくなります。

 

マスクをして寝る

咳は、冷たい空気による寒冷刺激やホコリ、チリ、花粉などの鼻や口を通して入ってくる外界の刺激物が原因でも起こります。

そもそも、咳は喉の異物を体外へ排出しようとする人体の防衛反応なのです。

特に、空気が乾燥していると、喉の粘膜も乾燥し、バリア機能が低下するため、ウィルスや細菌、有害な粒子などの刺激を受けやすくなります。

 

マスクを着用することで、鼻や喉の乾燥を防ぐとともに、外界からの異物の侵入もある程度遮断できます。

最近では、睡眠用のマスクも販売されており、息苦しさを感じることなく眠れるので、空気の乾燥が気になる方は試してみてください。

 

なお、加湿器で部屋の湿度を調整する方法もありますが、その場合はカビの発生に注意しましょう。

加湿器がなければ、濡らしたタオルをよく絞って、ハンガーなどにかけて吊るしておく方法も有効です。

 

常温の水を飲む

夜間に咳が激しい人は、常温のペットボトル水を枕元に置いておきましょう。

前述の通り、喉の乾燥は、喉のイガイガした不快感や咳の原因となります。

咳が出て目が覚める場合は、その都度水分で喉を潤すようにしましょう。

 

ただし、冷たい飲み物は、喉の刺激となり、余計に咳がひどくなる恐れがあるので、常温のものを飲むようにしましょう。

 

生姜紅茶を飲む

咳が止まらないときには、生姜紅茶がおすすめです。

生姜と紅茶には、共通して保温、殺菌、免疫力促進などの作用などがあります。

そして、生姜は、発汗、解熱、去痰、鎮痛、鎮咳、鎮吐など様々な効能を有しています。

 

よって、生姜紅茶は風邪予防に効果的と言えます。

また、喉の痛みや咳など風邪のひき始めに飲むことで、症状がひどくならずに済むとも言われています。

<生姜紅茶の作り方>

  1. 生姜10gほどを、おろし金ですりおろし、ガーゼで絞って、生姜汁にする
  2. 熱い紅茶をカップに注ぎ、生姜汁を小さじ1~2杯を加える
  3. 好みで黒砂糖やはちみつを入れる

 

自分で作るのが面倒な人は、市販されているものでOKです。

咳がひどくて夜寝れないときは、生姜紅茶を試してみてください。

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温かいハーブティーを飲む

カモミール、シナモン、エキナセアなどの温かいハーブティーも咳止めに効果があります。

喉を潤し、体も温めてくれます。

 

首を温める

体中で顔と首は普段むき出しの状態であるため、体の中でも特に冷えやすい部位です。

顔は冷えても問題ありませんが、首が冷えると、風邪を引いてしまうほど、自律神経失調障害が出てしまいます。

自律神経失調症になると、咳、息切れ、喉の不快感、疲労感、だるさ、手足の冷えなど全身に様々な症状が現れます。

 

首の冷えを解消するには、ホットタオルで首を温めるのが効果的ですが、面倒な場合はドライヤーの温風を首に当てるとよいです。

 

次に、夜間の咳の予防法について說明します。

 

夜の咳の予防法

夜の咳を予防するには、次のポイントを押さえて生活することが大切です。

  1. アレルギーを起こさない環境をつくる
  2. 飲酒を控える
  3. 喫煙、受動喫煙を避ける
  4. 咳にきく食べ物を摂る
  5. 気温の変化に注意
  6. ストレスを溜めない

では、順番に說明します。

 

アレルギーを起こさない環境をつくる

敷布団、掛け布団、枕などの寝具についたチリ、ホコリ、羽毛、ダニ、ペットの毛、花粉、カビなどのアレルゲンが原因となり、アレルギー反応を起こして、咳が止まらなくなることがあります。

夜間に咳がひどくなるという方は、寝具のカバーをこまめに洗濯したり、布団を干したり、部屋を掃除するなどして、生活空間を清潔に保つよう心がけてください。

なお、アレルギーの検査は、内科や耳鼻咽喉科、皮膚科などで行えるので、まずはアレルギー物質を特定することから始めましょう。

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飲酒を控える

お酒を飲むと、体内でアセトアルデヒドという毒性物質が生じます。

アセトアルデヒドは、気道の平滑筋を収縮させるため、咳が起こりやすくなります。

 

 

喫煙、受動喫煙を避ける

タバコの煙は気管支を刺激して、咳を誘発します。

そもそも、タバコには4700種類以上の化学物質が含まれており、このうち窒素酸化物、硫黄酸化物、一酸化炭素などは、肺の酸化ストレスを増加させ、気管支の炎症や肺胞の破壊などを引き起こすと考えられています。

また、受動喫煙は咳喘息などの発作を悪化させる原因になるので、タバコの煙を吸い込まないように気をつけましょう。

 

咳にきく食べ物を摂る

前項では、咳に効く飲み物として生姜紅茶を紹介しましたが、咳を鎮める効能を持つ食べ物は他にもあります。

ここでは、鎮咳効果が期待できる食べ物をいくつか紹介しておきます。

 

かぼちゃ

血管壁や皮膚、粘膜を強化し、風邪、眼精疲労、肺炎などの予防改善に効果的です。

 

シソ

発汗、利尿、鎮咳、去痰などの作用があり、神経を落ち着かせる作用もあります。

 

大根

健胃、胃液分泌促進、消化促進、咳止め、去痰などの作用があります。

粘膜の病気を癒す作用があるので、風邪や気管支炎などの咳止めに奏功します。

 

銀杏

銀杏は、漢方の咳止め薬・定喘湯の成分になっており、鎮咳、去痰などの作用があります。

 

かぶ

かぶは、昔から胃腸を温める、腹痛を和らげるなど、お腹の薬として利用されてきました。

他にも、咳、口渇、声がれ、しもやけ、ひび、あかぎれ、などにも効用があります。

 

レンコン

レンコンのデンプンには、止血作用があり、胃潰瘍や痔に薬効があります。

また、咳止めや喘息の発作止めにも効果があるとされています。

 

ごぼう

ごぼうと言えば、食物繊維の働きによる便秘解消、腸の働きの活性化などが有名です。

また、肌を整える、咳止め、去痰、口内炎予防などにも薬効があります。

 

気温の変化に注意

季節の変わり目は、寒暖の差が激しく、急激な気温の変化が起こりやすいものです。

このような寒暖の差は、咳の発作を悪化させる原因となります。

特に、首の冷えは自律神経が乱れる一因と考えられています。

 

首には、大切な神経が集まっており、脳と体を結ぶすべての神経が首を通っています。

そして、これらの神経の周りを筋肉が取り囲んでいます。

つまり、首の冷えにより、筋肉に異常が起こると、その中にある神経が圧迫されて異常をきたします。

 

最近では、メディアでも首こりという言葉がよく聞かれるようになっています。

首の筋肉の異常が原因で、自律神経に異常が発生すると、身体に様々な症状が発生します。

例えば、呼吸器系では、息切れ、喉の不快感、咳などが起こります。

 

春や秋など、急激な気温の変化が起こりやすい季節は、体の冷え、特に首の冷えに気をつけてください。

朝起きたときに、首から肩にかけての冷えが気になる方は、ネックウォーマーがおすすめです。

 

ストレスを溜めない

ストレスは気道を過敏にさせ、咳が出やすくなる原因となるので、定期的にストレスを発散させるよう心がけましょう。

また、過労、睡眠不足、運動不足などは体の抵抗力や免疫力を低下させる要因となります。

免疫力が低下すると、風邪などの感染症にかかりやすくなります。

 

咳喘息など、夜間に強い咳の発作が起こる病気は、上気道炎(かぜ)がきっかけで悪化することが多いものです。

抵抗力や免疫力を維持するためにも、一週間のなかでしっかりと休養をとれる日を設けるようにしてください。

 

最後に

夜の咳が長引く場合は、気管・気管支の病気、肺の病気、鼻の病気などにかかっている疑いがあるので、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

 

なお、夜に咳が止まらなくなる原因については、こちらの記事で詳しく説明しています。

夜に咳が止まらない11の原因、夜中に咳がひどくなる理由を解説

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