アレルギー性鼻炎治療剤・タリオン(成分名:ベポタスチンべシル酸塩)の副作用、効果、薬価などについてまとめておきます。

タリオンは、抗ヒスタミン作用により、服用後に眠気が生じやすいので、車の運転など機械の操作には特に注意しましょう。

タリオンの副作用

タリオンには、以下のような副作用があります。

眠気、口渇、吐き気、胃痛、下痢、胃部不快感、発疹、倦怠感、口内乾燥など

 

タリオンの添付文書によると、上記の副作用の発現率について、以下のように記載されています。

使用成績調査(承認時~再審査期間終了時):総症例4,453例中、副作用が報告されたのは89例(2.0%)であり、その主なものは、眠気59件(1.3%)等であった。

出典:http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/400315_4490022F1038_1_06.pdf

 

よって、副作用では眠気が起こりやすいと考えられます。

 

 

タリオンの副作用では、眠気が強く現れたとのコメントが多いです。

ただし、全く眠気が怒らなかったとのツイートもあり、眠気の発現については個人差も大きいようです。

 

タリオンの働き

アレルギー反応を引き起こすヒスタミンなどの化学伝達物質の働きを抑える作用があり、アレルギー性鼻炎のくしゃみ、鼻水、鼻づまりに効果が得られます。

本剤は、アレルギー反応に関与する生理活性物質のロイコトリエンに対する拮抗作用があるという報告もありますが、確定したものではありません。

ヒスタミンH1受容体に対する遮断作用(抗ヒスタミン作用)は認められています。

タリオンの効果

タリオンの有効性については、添付文書にて以下のように説明されています。

 

アレルギー性鼻炎を対象とした二重盲検比較試験を含む臨床試験の最終全般改善度(中等度改善以上)は、63.6%(126/198)であった。

慢性蕁麻疹を対象とした臨床試験(プラセボを対照薬とした二重盲検比較試験は除く)の最終全般改善度(中等度改善以上)は、76.4%(191/250)であった。

湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚瘙痒症を対象とした一般臨床試験の最終全般改善度(中等度改善以上)は、全体で64.7%(119/184)で、疾患群別では湿疹・皮膚炎群63.1%(65/103)、痒疹群73.2%(30/41)、皮膚瘙痒症60.0%(24/40)であった。

出典:http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/400315_4490022F1038_1_06.pdf

 

アレルギー性鼻炎や皮膚疾患に対する改善効果は、特段高いとは言えませんが、まずまずといったところでしょう。

 

使用上の注意

タリオンを使用する際の注意点についてまとめておきます。

 

使用に注意が必要な人

以下に該当する人は、タリオンの使用に際して注意が必要です。

  • 腎機能障害のある人
  • 妊婦

 

服用方法

1回10mgを1日2回服用します。

 

併用してはいけない薬

併用してはいけない薬は、特にありません。

ただし、併用する薬があるときは、念のために処方医に相談してください。

 

その他の注意点

眠気が起こることがあるので、車の運転や危険な作業には注意しましょう。

 

タリオンの薬価

タリオンの薬価は以下の通りです。

5mg 1錠 38.3円

10mg 1錠 46.4円

 

まとめ

タリオンは、第二世代抗ヒスタミン薬であり、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンなどの原因物質の働きを抑える作用があり、アレルギー性鼻炎のくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を緩和します。

効果はしっかりと得られるものの、抗ヒスタミン作用により眠気が起こりやすいので、車の運転など危険作業には十分に注意する必要があります。

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