Pocket
LINEで送る

「歩くと土踏まずが痛い!」

「土踏まずの筋が張っている感じがする。」

「痛みが続くのは、病気なのか?」

「痛みと扁平足は関係あるのか?」

 

足に疲労がたまると、土踏まず、足裏、ふくらはぎなどがつったり、痛みが出ることがあります。

また、土踏まずは、胃腸をはじめとする消化器や腎臓などの泌尿器とつながっているので、疲れや生活習慣の乱れなどから、内蔵が弱っており、それが原因で土踏まずに痛みが生じている可能性も考えられます。

そこで今回は、土踏まずが痛む原因や治し方についてまとめておきます。

 

なお、痛みが続く場合は、病気の可能性もあるので、早めに医者に診てもらいましょう。

 

土踏まずが痛い原因と治し方

土踏まずが痛いのは、次のような理由が考えられます。

  1. 足の疲労
  2. 足底筋膜炎
  3. 足底線維腫
  4. 痛風
  5. 糖尿病
  6. モートン病
  7. 消化器や泌尿器の不調
  8. 扁平足

では、順番に説明していきます。

sponsored link

足の疲労

土踏まずを含めて、足裏に痛みを生じるのは、足の疲労が原因と考えられます。

長時間の立ち仕事やデスクワークなど、同じ姿勢をずっと続けていると、足の筋肉を動かさないので、血液やリンパの流れが滞ります。

すると、下肢に老廃物や疲労物質がとどまるため、足の裏に痛みが生じたり、筋肉の異常収縮によりふくらはぎ、足指、足裏をつることもあります。

 

足の疲労が原因の場合は、お風呂でマッサージするなどして、下肢の血流の流れを改善させることで、疲労物質や老廃物の排出が促進され、痛みが引いていくはずです。

 

足底筋膜炎

足の裏には、足底筋という薄い膜状の筋肉があり、足指の付け根からかかとまで張っています。

 

足底筋は弓の弦のように張ることで、走ったり、ジャンプしたりするときに、大きな力を吸収するクッションの役割を果たしています。

しかし、足底筋を使いすぎると、筋肉に柔軟性がなくなり炎症を起こすことがあります。

足底筋膜炎では、足裏のかかとの手前が痛んだり、土踏まずがつったような感じになります。

 

なお、次のような人は足底筋膜炎にかかりやすいとされています。

  • マラソンやサッカーなど長距離を走る人
  • 普段運動しない人が急に運動した場合
  • 立ち仕事をしている
  • 足にフィットしていない靴を履いている
  • 太っている人
  • O脚、X脚の人
  • 扁平足の人
  • ハイアーチの人
    etc

もともと土踏まずが低い扁平足や、土踏まずが高いハイアーチの人は、大きな力を吸収する機能が低いので、硬い路面でランニングを繰り返すなどすると、足底筋膜炎になる可能性が高いです。

また、体に歪みのある人は、足裏に不自然な力がかかったり、アーチが崩れるなどして、足底筋が炎症を起こしやすいです。

 

足底筋膜炎では、スポーツが原因の場合は、練習量を減らしたり、練習を休むことで、足底筋にかかる負荷を減らせば、たいていは自然治癒します。

家庭にあるキューブアイスをビニール袋などに入れて、足裏をアイシングすることで、回復を早めることができます。

 

 

痛みがひどい場合は、整形外科にかかってください。

鎮痛剤を処方されたり、場合によっては麻酔注射を打つこともあります。

 

足底線維腫

足底線維腫は、足の裏に良性のしこりができる病気です。

土踏まずが歩くときに痛んだり、押さえると痛むなど足底筋膜炎と症状は似ています。

ただし、足底線維腫では、足の指を背屈させた(足の甲の側に向けた)ときに、土踏まずのあたりに、触って分かるような硬い腫瘤(しこり)が現れるのが特徴です。

 

この病気は、手術せずに治療することも可能であり、ステロイド注射により腫瘤を縮小、消失させる方法があります。

こちらも、整形外科に相談してください。

 

痛風

痛風では、主に足首、足指、足指の関節、足の甲、親指の付け根などが腫れ上がり、激烈な痛みをともないます。

痛風を初めて発症する人の約7割は、足の親指の付け根の関節に症状が現れます。

また、この病気を発症するのは9割が男性であり、40代前後に多いようです。

 

痛風の原因は、血液中の尿酸の増加です。

体内で細胞が新陳代謝することで尿酸が生じます。

誰でもこの尿酸を毎日体内で作って、尿から体外に排出しています。

しかし、この尿酸が作られすぎたり、あるいは排出がうまくいかずに、血液中に尿酸が溜まりすぎた状態が高尿酸血症です。

高尿酸血症では、尿酸が身体のいろいろな部位に沈着しますが、関節の骨膜に沈着することで、炎症が起こり、痛風の発作がおきます。

この病気の原因としては、遺伝、アルコールの飲み過ぎ、肥満、ストレスなどが挙げられます。

 

痛風は、発作が現れると、関節のあたりが熱をもって腫れ、耐え難い痛みが起こります。

2,3日は激痛が続き、1週間ほどで症状は快方へと向かいます。

ただし、痛みが治まっても、尿酸値の高い状態が改善されなければ、発作は再発します。

また、高尿酸状態が長く続くと、腎臓の機能障害、脂質異常症、糖尿病、高血圧を合併する可能性もあります。

 

痛風は、激痛に襲われる前に、圧迫感や熱っぽいなどの前兆となる自覚症状があり、その6時間後くらいに発作が始まるとされています。

ここで、発作が起きる前に、コルヒチンという薬を飲むと、発作を起こさないようにすることができます。

発作が起きたときは、非ステロイド性抗炎症薬で痛みを抑えます。

発作がないときは、尿酸産生阻害薬などを使用して、高尿酸血症を改善させます。

もちろん、薬物療法だけでなく、痛婦の原因となる肥満の解消、アルコールの制限、運動、ストレス解消など生活習慣の改善も行ないます。

 

糖尿病

糖尿病の合併症の1つである糖尿病性神経障害では、血糖値の高い状態が続くことで、毛細血管の動脈硬化が進行し、抹消神経や自律神経に障害が起こります。

原因は、まだよく分かっていません。

この病気では、両足の先がしびれたり、足の裏がつったような感じになるなどの症状が現れます。

特に、これらの症状は夜間に強くなり、日中の活動中は軽くなります。

 

他にも、立ちくらみ、がんこな便秘、下痢、痛覚の麻痺なども起こります。

治療では、時間をかけて血糖値を正常にすることが必要です。

 

モートン病

足の裏にしびれや痛み、灼熱痛などの様々な神経症状が現れる病気です。

中腰の姿勢やハイヒールを長時間はくなど、つま先立ちの状態が長く続くと、起こりやすくなります。

モートン病では、第3趾と第4趾の間、または第2趾と第3趾の間にある☓印の箇所を押すと、痛みを感じ、水色で示した指の部分がしびれます。

 

モートン病の治療では、薬剤の服用、運動療法、注射、足底挿板※などの保存療法や手術療法が行われます。

※足底挿板:柔らかい素材を敷いて、痛みのある箇所の負担を軽減する。

こちらも、整形外科にかかってください。

 

消化器や泌尿器の不調

土踏まずには、胃腸、肝臓、膵臓などの消化器、および腎臓、膀胱など泌尿器につながる反射区やツボが数多く存在します。

土踏まずが痛むのは、これらの臓器や器官が弱っていたり、疾患を抱えている可能性があります。

こちらについては、以下の記事で詳しく解説しています。

土踏まずの痛みと消化器の不調との関係について

 

扁平足

扁平足は、土踏まずがなく、足裏全体が平らになっている状態です。

原因は、遺伝、運動不足、体重増加、足底筋の発達、靴が合っていないなどが挙げられます。

土踏まずには、足にかかる大きな力を吸収する働きがあるので、扁平足になると、足に負担がかかることになります。

その結果、次のような症状が現れます。

  • 足が疲れやすい
  • 歩き方が悪くなる
  • 身体のバランスが悪くなる
  • 腰、膝、足首に痛みが出る
  • X脚になる
  • 足裏が痛む
    etc

 

扁平足を改善するには、次のような方法が有効とされています。

  • 専用のインソールを使って、アーチを作る(靴外来に相談)
  • バンドやテーピングなどの矯正器具を使う
  • エクササイズで足裏の筋肉を鍛える
  • 裸足で生活する
  • 手術する
    etc

なお、足裏の筋肉を鍛えるエクササイズとしては、足指ジャンケン、足指ビー玉つかみ、しゃくとり足運動などがおすすめです。

 

【足指ビー玉つかみ】

こちらは、その名の通り、足指でビー玉をつかんで持ち上げる動作を行ないます。

足底筋だけでなく、足の指を動かす筋肉も鍛えられます。

 

 

土踏まずがつる原因と治し方

土踏まずの痛みでは、押したら痛む、歩くと痛むなどのほかに、つったような痛みが現れることもあります。

また、つる直前のような感じがするなどの症状もよく見られます。

 

土踏まずを含め、足裏や足指がつるのは、主に8つの原因が考えられます。

以下の記事では、土踏まずがつる原因と治し方について解説しているので、つったような痛みがある人は、チェックしてみてください。

土踏まずがつる8つの原因と治し方を解説!病気の疑いもあるぞ

 

続いて、土踏まずの痛みを予防する方法について解説します。

sponsored link

土踏まずの痛みの予防法

土踏まずの痛みを防ぐには、次の方法が有効です。

  1. 足に疲れを溜めない
  2. 正しい歩き方をする
  3. 下肢を鍛える

 

足に疲れを溜めない

土踏まずの痛みの原因としては、病気を除くと、足の一時的な疲労からきていることが多いです。

運動不足の人、不規則な生活をしている人、栄養が偏っている人は、血液の流れが悪いので、足に疲労物質や老廃物がたまりやすく、なかなか足裏の痛みやふくらはぎのだるさなどが解消されません。

特に、長時間同じ姿勢をとる人は、重力で下肢に血液がとどまりやすいので、仕事から帰宅すると、足にむくみがあったり、ふくらはぎや足裏に痛みが出ていることがあります。

 

下肢の疲労やむくみを手っ取り早く解消するなら、足枕が効果的です。

寝るときに、丸めたタオルなどで枕を作り、その上に足を乗せておきます。

心臓より高い位置に足を上げておくことで、寝ている間に、下肢にたまった疲労物質や老廃物が、血液の流れにのって排出されます。

そのため、朝には足のだるさや疲労がスッキリと解消されているはずです。

 

正しい歩き方をする

正しい歩き方をすることで、足が疲れにくくなるので、足裏の痛みを予防できます。

歩き方が悪いと、足腰に余計な負荷がかかり、次のような症状が現れます。

  • 腰痛
  • 外反母趾
  • O脚、X脚
  • 自律神経失調
  • 膝の痛み
  • こむら返り
  • 足裏の痛み
    etc

土踏まずの痛みを予防するには、まずは正しい歩き方から始めましょう。

 

 

下肢を鍛える

下肢、特に足裏、足指の筋肉を鍛えることで、足も疲れにくくなります。

先に紹介した、足指ジャンケン、足指ビー玉つかみ、しゃくとり足運動以外にも、次のような方法も効果的です。

  • 貧乏ゆすり
  • つま先立ち
  • ウォーキング

 

まとめ

土踏まずの痛みは、主には、足の疲労による一時的なものと考えられます。

また、土踏まずは消化器や泌尿器とつながっているので、胃腸や腎臓などが弱っている可能性もあります。

なお、40代以上の方で、これまで不摂生を続けてきた人は、糖尿病や痛風などの病気にかかっている疑いもあります。

 

いずれにせよ、土踏まずの痛みが長く続く場合は、まず整形外科にかかってください。

sponsored link

Pocket
LINEで送る