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焼肉やBBQをした後に、いつも下痢を起こす人がいます。

かくいう私も、友人たちと焼肉を囲んだときは、いつも自分だけが下痢になります。

そこで今回は、焼肉で下痢になる原因や対処法、予防法などについてまとめておきます。

 

焼肉で下痢を起こす理由

焼肉を食べた後に下痢が起こるのは、次のような原因が考えられます。

  1. 脂の消化不良による下痢
  2. 冷たいものによる下痢
  3. アレルギー
  4. 食中毒

 

では、順番に説明します。

 

 

脂の消化不良による下痢

まず、肉などの脂肪の多い食べ物をとると、脂肪を分解する働きを持つ消化酵素・リパーゼが膵臓から分泌されます。

このリパーゼの分泌量が適正であれば問題ありませんが、体質的にリパーゼの分泌が少ない人もいます。

リパーゼの分泌が不足していると、腸管内に吸収されにくい脂肪が多量に流入することになります。

すると、腸管内の浸透圧が高くなり、腸壁の水分が腸管内にどんどん出てきて、下痢便になります。

 

焼肉に限らず、リパーゼの分泌量が少ない人は、ギトギトした脂が浮いている豚骨ラーメンを食べで下痢を起こすことがあります。

私がそうです。

 

冷たいものによる下痢

焼肉を食べるときには、冷たい飲み物を注文する人も多いことでしょう。

また、食べ放題であれば、食後のデザートにアイスを食べる人もいるはずです。

 

冷たい飲食物が胃に入ると、その刺激で腸の蠕動運動が活発になるため、内容物の輸送時間が短くなります。

すると、腸での水分の吸収に必要な時間が確保できず、水分を多く含んだ下痢便になりやすいです。

 

また、アルコールは腸を刺激したり、腸の蠕動運動を促すため、便の水分が吸収される前に排出されてしまうため、下痢を起こしやすくなります。

 

アレルギー

肉やにんにくに対するアレルギーが原因で下痢が起きている可能性があります。

特定の食べ物によってアレルギー症状が現れる疾患を食物アレルギーといいます。

食物アレルギーでは、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、口腔や唇の違和感、くしゃみ、咳、喉の腫れ、かゆみ、頭痛などの症状が現れることがあります。

 

特に、腸内で過敏症状を示すものをアレルギー性腸炎といいます。。

下痢、嘔吐、腹痛が一般的な症状です。

食べ物の摂取後、数分から1時間で発症するタイプと、数時間から数日で発症するタイプに大きくわけられます。

 

食中毒

まず、小腸や大腸が細菌やウィルスなどに感染し、下痢、腹痛、嘔吐、発熱、血便などを起こすものを感染性腸炎といいます。

感染性腸炎で最も多いのが細菌性腸炎(食中毒)です。

そして、食品による急性腸炎の集団発生では、サルモネラ、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌などが原因となります。

 

食中毒で最も頻度が高いのは、鶏、牛、豚などの食肉につくサルモネラ菌による腸炎です。

8~48時間の潜伏期間の後、悪心、腹痛、下痢が発現します。

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対処法

下痢を起こしてしまったときは食事療法が大切です。

軽度の場合は、低脂肪でやわらかいものをとるようにします。

そして、腸を刺激する食物繊維の多い食品、刺激の強いもの、ガスを発生させる食べ物は避けます。

 

カフェインやアルコールを含む飲料、辛い食べ物は胃腸へ刺激を与えます。

また、イモ類、豆類、炭酸飲料などは胃腸を刺激するガスを発生させやすいので注意が必要です。

下痢が続くときは、水分や塩分を失って脱水気味になりやすいので、梅干しおかゆや、常温のスポーツドリンクなどで水分と塩分を補給してあげましょう。

 

なお、下痢便が黒っぽい色をしていたり、血が混じっている場合は、腸から出血している可能性があるので、すぐに医療機関を受診しましょう。

 

予防法

焼肉による下痢を予防するには、次の方法が有効です。

  • アルコールを一緒に飲まない
  • 冷たい飲食物を避ける
  • 肉ばかり食べない

前述の通り、肉の脂やアルコール、冷たい飲食物は下痢を起こす原因になります。

焼肉へ行くと、一心不乱に肉ばかりを食べる人が多いですが、焼肉で下痢を起こす人は野菜や他のサイドメニューなども注文し、脂を大量に摂らないよう注意が必要です。

 

また、肉を食べるときは、脂質の量が多いカルビ、ハラミ、タンではなく、鶏もも、レバー、ハツ、ホルモンなどがおすすめです。

 

なお、焼肉での下痢対策として、ネットではウーロン茶を推奨している記事をよく見かけますが、こちらには注意が必要です。

 

ウーロン茶は脂肪の吸収を抑制することから、焼肉の友として愛飲している人も多いでしょう。

ウーロン茶にはウーロン茶重合ポリフェノールという成分が多く含まれており、この成分が脂肪分解酵素であるリパーゼの働きを抑制します。

その結果、脂肪の吸収率が減少するというわけです。

 

しかし、リパーゼの働きが阻害されると、分解・吸収されなかった脂肪が大腸での水分吸収を妨げるため、急な便意を起こすことがあります。

ウーロン茶は焼肉時の脂肪吸収を抑制する効果は期待できますが、脂肪分解を促す作用はなく、下痢予防にはならないのでご注意ください。

飲料はウーロン茶よりも温かいスープがおすすめです。

 

まとめ

焼肉で下痢が起こるのは、次のような理由からです。

 

  • 脂の消化不良による下痢
  • 冷たいものによる下痢
  • アレルギー
  • 食中毒

特に、体質的に脂を分解する能力が乏しい人は、脂を多く含む部位を避けたり、冷たい飲み物やアルコールにも注意が必要です。

激しい腹痛、嘔吐、下痢、発熱、血便などが見られる場合は、食中毒の疑いもあるので、速やかに検査を受けてください。

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